本業に興味をもつことの重要性
GAFAが規模の拡大で用いている単純の手法を考察してみた
今や世界中でこの言葉を知らない者はいないほど私たちの生活に欠かせないテクノロジーをもつ企業。
GAFA(ガーファ)です。
Google、Apple、Facebook、Amazonの4つの企業のサービスを使っていない人はほとんどいないはずです。
本日は、これら世界を牛耳る企業の新たな取り込みについて解説していきます。
Googleの新たな取り込みについて
Googleといえば、「検索」です。
ほとんどの人は、スマホやPCからGoogle検索にアクセスして調べ事をした経験があると思いますが…
従来の検索では、ユーザーの能動的な思考によって検索されるのを待つ受け身のサービスでしたが、これからは受動的にユーザーがほしい情報を高精度で提示する検索の世界をめざしています。
例えば、金曜日の夕方にPCを操作しているとお薦めの飲み会スポットを提示するといったレコメンド機能の拡張をめざすことで、ユーザー自身ではなく「ビックデータ×AI」によって”そぅそぅ、こういう情報が欲しかったの!”とユーザーに感じてもらう『検索前の世界』を寡占しにいきているのがGoogleが取り込む新しい世界の姿です。
Amazonの新たな取り組みについて
Amazonでいえば、「ECサイト」です。
ほとんどの人がネットショップをする際は、Amazonから楽天市場かYahooショッピングからのいずれかのはずです。
現在のAmazonでは、「アレクサ」に話しかける言葉の履歴、つまり「ビックデータ×AI」によって小売業以外の様々な業種へのサービス拡張を推進しています。
例えば、ローンや保険などの金融業の他、購買履歴の内容をもとにした与信管理のサービスも今後展開されていくはずです。
Facebookの新たな取り組みについて
Facebookは、2021年に社名を「Meta」に変更したことが話題になりました。
Facebookのビジョンは、”人同士のコネクションにフォーカスする”ことが掲げられています。
「Horizon」というサービスではネット上の仮想空間でアバターを通して人とのコミュニケーションを促進しています。
Appleの新たな取り組みについて
Appleといえば、スマートフォンですが…
2019年にアメリカでは、クレジットカード「Appleカード」をスタートしました。(日本は未上陸)
マスターカードと連携しているため、通常のクレジットカードと同様の機能を備えたカードです。
つまり、これは金融事業に参入したということです。
まとめ
基本的にはどの企業も本業を拡張するために、他社のイノベーションを買収してさらなる売上拡張をめざしています。
それは、もちろん売上を上げるためですが、大切なことは、本業が今後歩む世界をより良いものになるためのパーツは何なのか?を考えていく姿勢です。
その結果、買収こそが「時間」を短縮することに繋がり、同時に本業が向かう未来を確実に成すために必要な経営判断です。
もし、あなたが規模に関係なく本業があるとしたら…
是非、本業を拡張するための「買収案」や「新規事業案」を探ってみてください。
その心は…今、やっている本業を未来志向で考えると、絶対にこうなったほうがいい!と思える『青写真』を描く
です。
あまり難しく考えずに、今、がんばっている本業にもっと、もっと興味をもって、顧客にとってどのように変化していけば、もっともっと良くなるのか?に興味をもってください。
この思考があれば、会社は結果的に今よりもはるかに大きな規模へ成長していきます。