先入観の求心力について

先入観の求心力について

顧客の潜在的な本音を知れば確実にモノが売れるメカニズムについて考察してみた

突然ですが、あなたの趣味はなんですか?

ある調査では…

1位 スマホでの音楽鑑賞(YouTueやTikTokでの動画音楽の視聴)

2位 映画館以外での映画鑑賞(スマホでNetflixやパソコンでアマプラを視聴)

3位 ゲーム(スマホやゲーム機で実施)

4位 漫画を読む(本や電子書籍などで読書)

5位 漫画を除く読書(本や電子書籍などで読書)

この結果を見てあなたはどう思いましたか?

1.「すべてスマホで完結できること=趣味」として趣味という行為が認識されている

2.基本、受け身

3.基本、個人プレー

4.故に、自分を客観視できない

といったところでしょうか?

つまり、結果的に内向きになり、「自己主義」が進んでいきます。

今の日本というのは、自分のことだけで精一杯。他人のことなんて二の次、三の次です。

“自分だけが良ければいい”のいった主張の高まりによって連日、不幸な事件が起きています。

こんな時代にあなたなら、どのようなビジネスを立ち上げ、売上を上げていきたいですか?

インサイトとは

前述で触れた通り「趣味」の定義は、人それぞれでありながら、私的な趣味の定義を申し上げると…

トレーニングが必要なもの

という絶対条件があります。

例えば、ある男性は筋トレが趣味と言いますが、よくヒアリングをすると、

筋肉を付けたいがそれ以上に太りたくない。だから筋トレをやっているけど、全身の全パーツ毎の筋トレを日毎に管理して実施している訳ではない。代わりに”食トレ”と題して栄養価が高く、太らない食生活に気を配っている。

この男性の趣味は…

筋トレでも食トレでもありません。『モテるためのトレーニング』です。

おそらく本人は気づいていませんが、”モテたい”というインサイト(潜在的に欲している欲求で自覚はない)を満たすには本人的には、

・デブはモテない

という思い込み(先入観)が第一にあり、この先入観が『モテるためのトレーニング』を継続できるモチベーションになっているはずです。

まとめ

つまり、人には絶対的な『先入観』があり、

それをユーザーの心理状況に合わせて確実にトレースすることが重要です。

何にとって重要かといえば、もちろん商品を売るために必要なファクターです。

あなたが売ろうとしている”ナニカ”は、ユーザーにとってどのような先入観があるのか?をあなた自身が分かっていますか?

例えば…

ダイエットをしたいユーザーの先入観は、

1.ほとんどのユーザーは、食べ好き(単純に量なのか、カロリーなのか、糖質なのか、は本人の自覚次第)が原因であることを分かっている

2.ごく一部のユーザーは、コレさえあれば労せずカンタンに痩せることができる魔法のアイテムがあるはずだと思い込んでいる

先入観を助長させるのは、景品表示法や薬事法に抵触するが、仮に「2」の先入観を採用した商品を開発できれば、市場価格よりも高く売れるはずです。

高く売れるということは、利益が多く残るということ。

ビジネスというのは、ほとんどのケースで能力や才覚、努力の問題で違いが生まれるわけではありません。

扱う商品のよって違いが生まれます。

もう少し具体的に表現すると、

“扱う商品が消費者に与える先入観の内容によって”

売上の違いが出てくるということです。

あなたは、顧客のインサイトをどのように掌握し、どのような先入観にトレースした商品を用意した上で儲けたいですか?

コメントは受け付けていません。