少数精鋭で儲かるビジネスを作る方法
商品コンセプト作成スキルを養成して儲けるための方法を解説してみた
多くの中小零細企業の場合、社長のスキルやセンスによって会社が成り立っていることが多いと思いますが、
社長の力量を超えてスケールすることはありません。
どこかのタイミングで売上の限界が訪れた場合、自分(社長)のリソースだけではなく、他人のリソースも使って成長するための戦略が必要です。
これを「ノンオーガニックグロース戦」と呼びます。
たいそうな名前がついていますが、つまるところ外注化です。
AIの急速な発展を尻目に従業員を雇い入れないと成立しない労働集約型のタスクやビジネスにおいても今後は、どう外注を活用していくか?
にフォーカスしていかなければどのような業態でも苦しくなるのは目に見えています。
人件費や物価の高騰、円安や人口減による人手不足などビジネスを取り巻く環境はいっそう険しさを増しているからです。
この記事(収益化を左右するスキルセット)でも触れた通り、
陳腐化しないスキルは、
1.商品開発スキル
2.商品コンセプト作成スキル
3.商品販売スキル
4.広告運用スキル
5.トレンド調査スキル
の5つです。
この5つを外注化することで少数精鋭の儲かるビジネスの屋台骨とします。
これを前提に次の方程式に当てはめて事業をスケールさせていきます。
売上=LTV×成約率×集客力
例えば、現在の年商が1億円の場合、
LTVを3倍にして、成約率を2倍にして、集客を2倍にすると…12倍になります。つまり、この方程式に当てはめると1億→12億になるということです。
LTVを3倍にするには、購入してもらう回数を増やすことです。
クロスセル商品を作るか、リピート率を高めるかの二択ですが、単純に商品数(SKU)を増やしていきましょう。
商品数を増やすとは、例えばニキビケア商品を開発した場合、洗顔料や化粧数、美容液、パック…などのライン開発をすることでクロスセル商品が生まれますがそのようなイメージです。
成約率を2倍にするには、使っていない導線を使いセールスをするということです。例えば、普段はメルマガで訴求している場合、住所宛てにDMを送付するなどして休眠顧客を掘り起こすことで成約率を上げていきます。あるいは、リプレイスといって現状とは違う販路開拓を実施します。
集客を2倍にするには、商品数増加と新規販路開拓で自然と2倍になります。
これにより売上は12倍まで成長できます。
しかし、実際には「言うは易し行うは難し」です。
商品数はなかなかカンタンに増やすことはできないし、成約率を増やすための販促においてもセールス用のクリエイティブ制作や広告展開もカンタンではありません。
これらの外注先を知っていれば問題ありませんが、良い外注先を見つけるには運と資金が必要です。
そこで少数精鋭でも儲かるビジネスを作るためにコレだけは習得してほしい内製化スキルというものがあります。それは…
商品コンセプト作成スキルです。
前置きが冗長的になりましたが本日は、商品コンセプトの作成について触れたいと思います。
売れるコンセプトの作り方
事業成長の方程式は、次の通りです。
売上=LTV×成約率×集客力
このうち、商品コンセプトによって成約率と集客力を高めることが可能になります。
ともに2倍ずつ改善できた場合、4倍まで売上を成長させることができるということです。
売上1億であれば4億、売上10億であれば40億です。
このぐらいインパクトのある商品コンセプトですが、その作り方の前提となるものが…
「見込み客の問題意識」と「解決後の未来」とのギャップが大きい商品を選ぶということです。
見込み客の行動は、
1.認識している問題意識があり
↓
2.解決手段(あなたの商品やサービス)に触れて
↓
3.目的を達成(自分にも使えるか?効果がでるか?つまり再現性があるか?)できるか確認して
↓
4.解決後の未来をイメージして問題意識と解決後の未来のギャップの大きさによって購入する
の通り4ステップです。
問題意識とは何かというと、
・見込み客の悩みは何ですか?
・見込み客の悲しみは何ですか?
・見込み客の苦しみは何ですか?
・見込み客が不安に感じていることは何ですか?
・見込み客が不快に感じていることは何ですか?
・見込み客が不満に感じていることは何ですか?
・見込み客が不便に感じていることは何ですか?
に応えていくことで見えてきます。
そして、目的を達成するための再現性の有無によって購入が判断され、問題と未来のギャップの大小によって購入率に影響を与えます。
上記を前提に商品コンセプトを作る際は、
①新規性
②ベネフィット(どう変化するか?)
③利便性
の3つを短いセンテンスで伝え、再現性を担保するためのエビデンスや証拠をしっかりとセットで(パッケージとして)伝えることを意識してみてください。
その上で一言で商品を説明してみてください!
もし、一言で説明できるなら、多くの人に記憶されやすい商品になるはずです。見込み客に記憶されれば、それこそがブランディングです。
ブランディングされれば、マーケティングを省くことができます。つまり、余計なコストをかけずにスケールできるということです。
そして、出来上がったコンセプトは、唯一無二のものになっていますか?
もし、なっているならその商品はしっかりと売れいくはずです。
あなたもこの内容を参考に儲かる商品コンセプトを作って少数精鋭で儲かるビジネスを作ってみてください。