スタートアップの成功の肝
新事業を成功に導く方法論について考察してみた
スタートアップの成功率がどの程度かは諸説ありますが、
多くの研究で言われているのは、スタートアップの成功率は10%程度であり、
90%が5年以内に事業を諦めるとされています。
本日は、「スタートアップの成功の肝」と題して新規ビジネスを成功させるためのポイントについて考察していきます。
新規ビジネスの3つのポイント
多くのスタートアップは、練りに練った計画で事業をスタートさせ、早期にマネタイズができる!
と妄信しているケースが多々あります。
冒頭で触れた通り、新規ビジネスの成功率は10%なので、練りに練った計画を10回組み立てた内の1つがマネタイズに成功するのが一般的なビジネス立ち上げの実態です。
つまり、9回は失敗する想定で運転資金をプールしておく必要があります。先立つものはお金であり、資金がショートすれば志半ばで撤退せざるをえません。(新規ビジネスのポイント1)
次に重要になるのが、マネタイズの条件となるものを洗い出し、徹底的に深掘りすることです。
例えば、ECビジネスのCSF(重要成功要因)を
1.商品開発
2.商品コンセプト開発
3.集客
4.広告運用管理
5.トレンド調査
とした場合、それぞれのスキルをもった人材を集めてチーム編成する必要があります。
仮に人材を集められない場合、外注化も検討します。(新規ビジネスのポイント2)
最後に重要になるのが、
調整(チューニング)です。
ECビジネスの場合は、
1.LPを作成して広告を回す
2.ROAS(投資対効果)が得られるLPになっているか検証する
3.ROASが100%を下回る場合、LP(主に商品コンセプト)を変更する
4.変更後にROASが改善しなかった場合、LP改善のPDCAを回す
5.変更後にROASが改善した場合、広告予算を拡大して売上をブーストする
6.ROASの管理を徹底して広告毎に最適解を見つける
7.他の媒体でも同様に1~6を実施する
のステップでマネタイズの可能性を探ってみてください。
まとめ
新規ビジネスで成功するには、
PMFへの関心がとても重要です。
PMFとは、プロダクトマーケットフィットの略で商品が市場に受け入れられているかを図る指標です。
自社の商品やサービスが市場のニーズを的確にとらえているのか?を広告運用をしながら推し量っていく必要があります。何をしてもROASが合わせない場合は、市場の答えは自社商品にNO!を突きつけている可能性が高いと思われます。
つまり、前述でも触れた通り以下のスキルセットを社内外でコンプリートすることによって、PMFを適切に捉えることができ、新事業の「撤退」or「継続」の判断が容易になります。
1.商品開発スキル
2.商品コンセプト開発スキル
3.集客スキル
4.広告運用管理スキル
5.トレンド調査スキル
この繰り返しによって、1つの新事業を1つのプロジェクトとした上で10回チャレンジする覚悟でいれば、ほぼほぼ1回は成功(マネタイズ)できるということです。
是非、5つのスキルをもった人材リソースを集めることから新事業を座組してみてください。
あなたは、どのような方法で新事業を成功に導きたいですか?