売上構成のカラクリ
取引展開と商品属性を工夫して儲ける方法を解説してみた
あなたは、B2Cのネットショップの市場規模をご存じですか?
約14兆円です。
では、B2Bのネットショップの市場規模はどうでしょうか?
約420兆円です。
会社の倒産件数が前年比ベースで毎月更新している現代において
どのようにすれば会社を潰さずに済むのか?
は、中小零細企業にとって大きな課題となっています。
その問いに対する一つの答えが…
B2Bビジネスにあります。
本日は、「売上構成のカラクリ」について解説します。
潰れないお店の正体
あなたの街にもある商店街を注意深く眺めてみると…
安くて美味しいパン屋さんがあったりするはずです。
看板メニューは、メロンパンやカレーパンだったりしていつも混んでいるはずです。
しかし、10坪以下の小さなお店で単価も安い。
でも、潰れずに店主は高級外車を乗っていたりします。
なぜだかわかりますか?
こうした低単価のB2Cビジネスとは別に地域の学校に食パンを卸すB2Bビジネスもやっていたりします。
B2Cビジネスは、低単価でリピートさせるのが大変な反面、
B2Bビジネスは、高単価でリピートさせるのは比較的容易です。
このような売上構成こそが”潰れないお店”の正体です。
要は、あなたのビジネスにおいても、
B2CとB2Bの2つの形態で取引展開できないか?
確認して、売上構成を変えていくことが倒産時代に求められる危機管理の一つです。
ギフト化という魔法
あなたは、スタバを利用しますか?
実は、スタバは店舗の販売以外で大きな売上を上げている「売上構成」があります。
何だと思いますか?
世界全体で年間300億円の利益をこの売上構成から上げています。それは…
e-チケットギフト
です。
700円分×10枚綴りの電子チケットをあなたももらったことがあるかもしれません。
このチケット…
1.有効期限が4ヶ月のため、使用せずに失効する人が多い
2.500円のドリンクをこのチケットで買うと200円のおつりは帰ってこない
という特徴があります。
このおかげで年間300億円の利益を生み出しています。
この売上構成のポイントは…
もちろん、「1」と「2」の仕組が秀逸なことはもちろんですが、
商品属性を「ギフト(贈答品)」にした点です。
例えば、あなたは自分が食べる用に1万円の高級メロンは買わないと思いますが、大切な人へのお祝いには躊躇せずに高級な”ナニカ”をプレゼントするはずです。
つまり、ギフト市場というのは、商品をギフト化するだけで見栄によってアップセルできる市場ということです。
要は、あなたのビジネスにおいても、
通常販売商品とギフト商品の2つの商品属性で展開できないか?
確認して、売上構成を変えていくことが倒産時代に求められる危機管理の一つです。
まとめ
いかがでしたか?
あなたの会社の売上を上げる2つの視点は、
1.B2BとB2Bの2つの視点で商品を提供する
2.通常販売商品とギフト商品の2つの視点で商品を提供する
です。
是非、計4つに分散された「売上構成」に磨きをかけて更なる売上拡大をめざしてみてはいかかでしょうか?