コロナウイルス後の消費経済
2022年のトレンド・ニーズを整理・考察してみた
コロナウイルスも収束?に向かいつつある中、コロナ前とコロナ後で日常における消費行動も変化してきています。
この「変化」を正確に捉え、売れる商品やニーズの掌握に役立てるように2022年の一般商品におけるトレンド・ニーズをまとめ、次回以降は一年間の行事やイベントからどんなものが売れるのか?のヒントになるような情報をお届けします。(シリーズ企画です)
一年間の売上をほんの数ヶ月で稼いでしまう季節系商品。通年にして働きたくない人やセミリタイヤをめざす人の新しい働き方になるかもしれません。
本日は、2022年における消費者の意識やトレンドについてまとめてみました。
コロナがもたらしたもの
コロナウイルスは、人々の生活様式を変えるとともに人々の意識を変えました。
リモートワークの普及により、仕事の大部分に”ムダ”があることに気づき、業務の効率化の在り方が抜本的に見直される大きなきっかけを作りました。
何がムダなのか?がわかると同時に何が必要なのか?がより鮮明になったことでもあり、世界中の多くの人々が自分にとっての「優先順」を思慮深く考えるきっかけにもなったはずです。
そのような意識の変化が新しい行動変容を生みます。
コロナ後に人々の必要性が高まるもの
リモートワークや巣ごもり生活をもたらしたものは、何といっても「自分への関心」です。
普段の食事や普段使っているコスメを見直した人も多いはずです。
今後は、さらに自分に適したパーソナルフードやパーソナルコスメの需要が高まっていくはずです。
このような「パーソナル」要因は、コロナ禍で更に拡大したEC領域の他、リアル需要も増していきます。
巣ごもり生活から反転して実店舗での体験を売るサービスにも波及するのが「パーソナル」というテーマです。
そして、このような消費にある種の”メリハリ”をつける意識が更にたかまっていくはずです。
例えば、普段の食事は、より健康的で質素な粗食を心掛け、お休みの日は、外へ出かけ体験にお金を払いつつ、おもむくままに消費することをいとわない。
多様性の時代といわれて久しいが、本当の意味での多様性が消費に転嫁されるのはこれからだと感じます。
SNSの普及によって”隣の芝生は青く見える”現象がより強度になった反面、自分にとっての幸せにメリハリをつけながら”もっと楽しみたい”といった本当の意味での”自分らしさ”を大切にする人が増え始めます。
あなたにとって自分らしい幸せとは何ですか?
次回からは、月別でどのようなものへの関心が高まり、消費されるのか?をひと月毎に解説していきたいと思います。
一年間の売上をほんの数ヶ月で稼いでしまう季節系商品。もしかしたら一ヶ月間、働くだけで年収を稼げるような…需要が急拡大する商品カテゴリのヒントになるような内容をお届けします。