お金持ちになる人の特徴(2)
お金持ちと小金持ちの違いはどこにあるのか?その根本理由を紐解く第二弾です。
お金持ちになる唯一の方法
現金2桁億円(10億円~)の資産を作る唯一の方法を知りたくはないですか?
実は日本国内で莫大な資産を築く方法はこれしかないんです。
・IPO
・バイアウト
・二段階イグジット
会社の売上ではなく、個人の現金預金が10億円以上にものぼる人は、どのようにその莫大な現金を手に入れたのかは次の通りです。
・会社の株式を公開して上場する「IPO」を実施すると、ほぼ確実にその会社の社長は億万長者になります。
・あるいは、未公開企業でありながらヘッジファンドに会社を売却すると、ほぼ確実にその会社の社長は億万長者になります。
・はたまた一度、手放した自社株を買い戻し、その後、もう一度売却するとほぼ確実にその会社の社長は億万長者になります。
その場合、株の10%ほどは手元に残しておくことで、株主として一定額の配当も得ることができます。(二段階イグジット)
ミリオネアからビリオネアへ
一代でキャッシュ10億円以上ものお金を手にしている人は、例外なくこの方法で資産を得ています。株とかFXなんかじゃありませんよ!
そして、この方法で資産を手に入れた人のほとんどが再び「事業を作る→売る」を繰り返すM&A主体の事業家に舵を切ります。
しかも、自らの資金をクレジット(信用)に銀行融資を受け、他人(銀行)のお金で事業を作り年利試算の通りにマネタイズ(収益化)を成功させ、売却へ突き進む「出口戦略(イグジット戦略)」によってミリオネアからビリオネア(*)へ変貌を試みます。
(*)注釈
ミリオネアとは、1億円以上の資産を保有している人達の呼称であり、日本国内で120万~140万人程度いるといわれています。
一方、ビリオネアとは、1,000億以上の資産(不動産を除く)を保有している人達の呼称であり、日本国内で3万人もいません。しかも一代でその富を作り上げたというよりは代々、資産を継承しながらミリオネアからビリオネアへ地位を死守し続けた「お家」であるといえます。
なぜ、10億円以上の資産を得るためには、事業売却を繰り返す必要があるのか?理由は明確です。
例えば、金融商品の運用に際して安全と言われる年利3%の利回りを1億円の資金で運用した場合、配当(利益)は年300万円です。
利回り3%の金融商品への投資ではなく、利回り30%の金融商品への投資に切り替えた場合、リターンは大きいですが相当なハイリスクにさらされ現実的ではありません。
一方で利回り30%、すなわち利益率30%の事業は現実的に多くの事業領域で散見されます。
要約すると金融投資よりも事業投資のほうが回収率が圧倒的に高いということです。
800人しかいないビリオネア
ちなみに、一代でビリオネアにまで上り詰めた人は、世界でたった800人ほどしかいません。
結局、お金を稼げば稼ぐほど上を目指していきたくなるもの。依存症とも思えるその執着心は、お金持ちになる人の特徴(1)で触れた欲求に準じます。
稼いでも稼いでもさらなる高みを目指すマインドがおさまらない。そんな時に必要なものは、結局ひとつしかありません。なんだと思いますか?
ビリオネアの条件とは
「稼げる事業を見つけて作り上げる力」です。
多くの起業家は、ひとつの事業や会社に命をかけて取り組みます。
そこで養った『稼ぐ嗅覚』に磨きをかけて多分野・他事業への展開をしていきながら、売却を繰り返す。
これは、起業家から事業家へ転身することを意味しており、欧米の起業家(結果的にビリオネアになる人)はもともと会社は売るために設立します。起業当初から出口戦略をスキームして会社を売り物として捉えています。
一代でビリオネアになるには、結局マグレ当たりで事業をマネタイズさせるのではなく”狙って”事業をヒットさせる思考(事業家的思考)が必要です。しかも、横断的に業界・業種をまたにかけた異業種でのマネタイズができる優れた思考(事業家思考と投資家的思考)が不可欠です。
あなたは、一代でビリオネアを目指そうと思いましたか?