一代でビリオネアになる現実的な方法(1)
一代でビリオネアになるために必要なこと(条件)とその方法論を徹底的に調べてみた。(前編)
一代でビリオネアになる方法
次に示す項目にあなたはどのくらい当てはまっていますか?
・何回も起業した経験がある
→最初のビジネスで大成功を収めた起業家はいません。不確実性が高いビジネスの分野で様々な試行錯誤によって稼げる嗅覚を養い、その過程で大きく花開く種を見つけ育てた結果、大成功を収めます。その過程では、会社の売却を繰り返すプロセスを経る場合もあります。
また、大きく花開く種とは、市場のことであり意外かもしれませんが競合がひしめく「レッド・オーシャン」である場合がほとんどです。
・原則、ひとつの分野に従事・精通している
→多事業への展開を経て大きな資産を築くイメージがありますが、中核となるビジネスを成功させることで大きな運用資産を集め、その後のM&Aを経て成功の規模をより大きくするプロセスを経ています。あくまでひとつの分野でにおける選択と集中による大成功が決め手となります。
・新しいチャンスや商品(顧客価値)を発見する「プロデューサー」と現状の商品(顧客価値)を改善し最大化する「パフォーマー」の2人以上のチームがある
→”早く行きたければ自分で行け!遠くに行きたければみんなで行け!”という格言の通り、一人でビリオネアになれた人は一人もいません。有能な人材と共に遠くに行く覚悟が必要です。特に「プロデューサー」では、一見関連性がないと思われる事象と事象を結びつけることで新たらしい着想を得る「アナロジー思考」が備わった人材であれば尚良し。そして「プロデューサー」と「パフォーマー」は後述する『創造的に「ルーティンワーク」をこなしている』を必ず実践しています。
・正しいリスクマネージメント(リスク認識)
→今、着手して失敗するリスクよりも着手せずに未来に得られるはずのリターンを失うことが最大のリスクであるという正しいリスク認識ができることが重要です。
・自分の人生にポジティブな影響をあたえたメンター(指導者)と出会う
→自分の思考の範囲を超えて刺激的な思考機序をもつ人財から革新的な「気づき」を得ることで多くの場合、自らの能力が開花します。
指導者とは、何も目上の人間ばかりではありません。時に親や友人かもしれません。
・我が道を行く強い精神力が備わり高い目標にチャレンジしている
→大きな目標を掲げ、達成するには多勢とは違う継続力や忍耐力が求められます。特に多くのモノを手にするには、愚直に以下の2つのことに余念がありません。
ビリオネアの2つの習慣
1.創造的に「ルーティンワーク」をこなしている
顧客が求めているもの、これから顧客が求め始めるもの(新しいニーズ)を感じ取るための「共感力」とそれを形にするための「想像力」を養うために研鑽を積むことが重要です。そのためには、様々な知識を学び、顧客の考えを探り、情報収集を怠らない。その過程で【好奇心】を育んでいく必要があります。
すべては、好奇心、または中毒ともいえる執着心が向かう先は、顧客である必要があるということです。この心により、古いやり方の中に新しいアプローチを見出すことができ、レッド・オーシャンの市場における既存の古い世界から昇華したイノベーション(新しいアプローチ)が誕生します。
現状(既存)の市場と顧客を深く理解した上で今の「現状」は、何度も新しいアプローチで塗りかえられてきたことを念頭に現状のやり方とは違うやり方を想像できる者だけが新たなブレイクスルーを生み出せます。
2.行動する
創造的に「ルーティンワーク」をこなし、行動する。最後は、行動力なしに解は得られません。
ここまでお読みになったあなたは、何を感じましたか?
手広く事業を展開していく超優秀な事業家でないとビリオネアに近づくことはできない。
そう感じたと思います。
確かに否定はしませんし、事業を展開して大きな売上を得る組織、すなわち人(従業員)が増えれば増えるほど多くの労力と神経をすり減らすことになり想像を絶する苦労があることは明白です。
しかし、少ない従業員数で社長がビリオネアになっているケースがあるのも事実です。
次回は、あなたがビリオネアに近づくための方法論について徹底的に掘り下げていきたいと思います。