輸出ビジネスのススメ
円安時代の金脈として輸出ビジネスの現状と展望を考察してみた
トヨタの業績
2022年に入ってから現時点までの為替相場は、「115円」から「145円」まで急速に円安が進んでいます。
原材料や商品そのものを輸入に頼る中小企業の経営は益々、厳しくなっています。
一方、大企業を中心とした輸出業者の業績はウナギ登りで拡大しています。
現政権の経済対策の本丸は、中小企業を潰すことなのでいかに大企業(輸出企業)のための政策方針かが垣間見れます。
日本を代表する輸出企業といえば「トヨタ自動車」です。
売上は、全体の6割が海外売上で占められており、1円の円安が営業利益ベースで400億円押し上げると言われています。
円安の時代のチャンスは輸出にあり
日米同盟により、円高や円安は、ある意味での密約によって作られています。
今後、日本では高確率で円安時代が長く続くことが予想されます。
日本製品の性能や品質は世界から高く評価されいるのは周知の事実であり、円安効果で多くのメイドインジャパンの需要が高まっています。
今後も日本需要は長らく続くはずです。
中小零細企業や新規事業を輸出ビジネスで立ち上げたいという国内の法人需要もある中で壁になっているのが…
・言葉の壁
・税制
・国際輸送の問題
であり、チャレンジを減退させてしまう要因ですが、そのノウハウを確立した一部の事業者は魅力的なスモール輸出事業を行っているのも事実です。
日本の商品を売らない日本人
輸出ビジネスで成功を収めるポイントは、なんといっても商品選定です。
実際に希少性が高い趣味の道具やコレクション関連商品は、特に需要があります。
しかし、残念ながら輸出事業のとっかかりとして比較的カンタンに参入できるeBay輸出における国別分布では日本のセラーは10位以内にランクインされていません。
日本の商品が世界から求めら得ているのにも関わらず日本人が日本の商品を売らない奇妙な減少の背景にあるのは、やはり「言葉の壁」「税制」「国際輸送の問題」などの輸出ノウハウの確立が進んでいないからでしょう。
是非、輸出ノウハウを確立した上で以下のカテゴリーを仕入れて販売していくことで徐々に輸出業務に慣れていくことが賢明である。
・エルメス、シャネルなどの高級ブランドバッグ(逆輸入)
・ROLEX、CASIO G-SHOCK、SEIKOなどの高級腕時計
・高級ギター(木材が値上がりしているため)
・日本のアニメやゲームキャラクター関連商材
・オープンリールテープデッキ(レコードよりも音質が良い)
・日本車のオプションパーツ
・日本製の寿司ロボット
・ジャパンヴィンテージ
成功のポイントは、海外のニッチなコレクターや愛好者のニーズを正確に掌握すること。
これが難しいのは言うまでもありませんが、人気セラーになればなるほどニーズの掌握をたやすくするために海外顧客とのエンゲージ(関係性)を高めながら必要性が高く欲しい欲求が高まる商品を姿を捉えています。
この分野での詐欺的なコンサルティング会社も後を絶たないが、輸出実績のあるしっかりとした輸出支援企業を見つけることができれば一気に輸出ビジネスの問題が解決することもあります。
あなたは、今後続く可能性がある円安時代に備えて輸出ビジネスに参入したいと思いますか?