VTubeの可能性
顔出しNGの諸君にYouTubeでマーケティングができる余地があることを解説してみた
集客目的でYouTubeを利用したい経営者も多いはずですが、「顔出しのリスク」がどうしても頭をよぎり、なかなかYouTubeマーケティングの足がかりが掴めずに時間だけが経過しているのではないですか?
今回は、顔出しNGでもできる『VTuber』の始め方について解説していきます。
VTuberとは
VTuberとは、自分と別の人格を3Dキャラクターに模し、そのキャラクターがしゃべるバーチャル動画のことです。
VTuberは、自分の外見や声を自分の思った通りに作ることができる点が最大のメリットです。
あなたもキャラクターがしゃべるYouTube動画を見たことがあるはずです。
一見、制作の難易度が高くみえますが、今や優秀なソフトが揃っており、初心者でも最初の1本目の動画を作るためにかかる時間は、2日程度で以後、半日程度で動画を効率よく作ることができます。
VTubeの作り方
1.まずは自分の代わりに動画内でおしゃべりをしてくれる3Dキャラクターの作成をします。
・3Dモデル制作のソフトウェア(VRoid Studio)を用意します。無料で使えます。しかも作成した著作権は自分に帰属させることができます。
https://vroid.com/studio
このソフトは絵を描くようにカンタンにキャラクターを作成できます。
必要なPCスペックは以下の通りです。
∟OS:Win8.1/10/11
∟CPU:Core i5以降
∟メモリ:8GB以上
∟グラフィック:Intel lris Graphics540以上
∟ストレージ:10GB
※必ずカメラ付きのPCをご用意ください!
※Macは割愛します
直感的な操作で性別や目の色、髪型などの自分好みで思った通りにキャラ作成がカンタンに行えます。
完成したら、「VRM形式」で出力してVRMエクスポートをクリックします。
出力する理由は、このキャラのデータを他のソフトで編集するためです。
ちなみに自分で作成するのがメンドウに感じる人は、高品質な3Dキャラを購入できます。
https://booth.pm/ja/browse/3D%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB
2.動画撮影の準備
・3tene FREEを用意します。無料で使えます。
https://3tene.com/
「1.」で作成した3DキャラのVRMファイルを読み込みます。
直感的な操作で表情やポーズなどを自分好みで思った通りのパターンを作ることができます。
3.トラッキング
トラッキングとは、あなたが話す声と3Dキャラを合わせる操作です。
パソコンのカメラがあなたの動作を認識して3Dキャラを動かすことができます。凄いですね!
4.リップシング
音声入力をすると、それを読み込んで3Dキャラが口を動かしてくれます。
5.音声の作成
・音声作成のソフトウェア(voicevox)を用意します。無料で使えます。
https://voicevox.hiroshiba.jp/
テキストを入力するとその通りに読み上げてくれます。
6.音声と動画の融合
「5.」で録音した音声を読み込んで、「4.」のリップシングを行い、音声と動画を融合します。
まとめ
前述の通り5つの手順を踏めば、VTuberデビューができてしまう時代です。
実際には、2人のキャラを用意してお題に対して掛け合いをしながら知識を共有するようなエンタメ系のVTuberが多くの再生回数を獲得しています。
この事実を基にどのような設定で2人の3Dキャラに話をさせるかで自社のマーケティングツールになる可能性が大きく広まります。
あなたならどのような設定(テーマ)で自社商品や自社サービスの認知にVTubeを活用してみたいですか?