2023年の投資戦略

2023年の投資戦略

今後10年を占う投資の考え方について考察してみた

先日、米雇用統計が発表された直後から円高が加速しています。

発表直前ではドル円134.62円だったものが131円まで円高が進行中。

このブログでは、以前の記事(円安動向の最新情報)で…

円安の最高値は159円。現実的な数値の幅は、150~155円に収まるはず

と予測しておりましたが、2022年10月22日に150.26円の値を付けました。

このブログの内容を良き意味で盲信して投資した賢者の利確が確定したといっても過言ではない年初めの円高傾向にこのブログを見てくださっている投資家の皆様は2023年の投資戦略をどのように描いているでしょうか?

どうかこのブログの円安予測の算出の仕方を示した記事を漁っていただき、データサイエンスの妙技に触れていただければと思うと同時に2023年の投資戦略の一助になるようなおすすめの投資先をこの記事ではお伝えします。

おすすめTOP3

円高が進行しているということは、ある意味での「蜜月関係」にあるアメリカの動向がどのなのか?を注視する”投資センス”が必要です。

2023年の投資先のおすすめは、3つです。結論から先に申し上げます。

第1位→米ドル債権
第2位→米国株式
第3位→米国REIT

米ドル債権は、米ドル建てで発行されている債権に投資をする投資です。
米ドルで保有してインカムゲイン(利金)も米ドルで入ってくる投資です。

米国株式は、アメリカの株式に投資をする投資です。
S&P500や新興市場(NASDAQ)などがあります。

米国REITとは、アメリカの不動産に投資しているファンドに投資をする投資です。
上場している不動産投資信託に投資をします。

なぜアメリカか?

現在、アメリカの金融商品は売り込まれており、安くなっています。

金融投資の原則は、”安い時に買う”が鉄則です。

現在、世界中がインフレの波を受けていますが、世界で最もインフレのダメージを受けたのがアメリカであり、最も早く対応し、最も早く経済の回復が進んでいるのがアメリカです。

経済大国は、やはり最もドラスティックに経済危機に対応できるポテンシャルをもっています。

即対応の結果、金利を急速に上げる対応をアメリカがとった結果、日本の円安が進行しています。

このようなアメリカの動きと共にあるのが「ドル円」の真の姿です。(←ココをハズしてはいけませんよ!)

インフレはなかなか解消されずに長引きそうですが、金利の利上げも今年が恐らくピークになるはずです。

アメリカの金利は、ドル円に大きな影響を与えます。

つまり、円安のピークも連動して今年2023がピークになるはずです。
(円の底が気になる方は、今年が勝負です)

リスク資産

多くの投資家にあまり認識されていないのが、株式やREITはリスク資産です。

一方、安全資産は、債権です。

なぜなら、債権は、

このリスク資産も投資時期によっては安全資産になりえます。

2023は、このリスク資産がボトムを打つ可能性があるからです。

リスク資産とはいえ、最安値で投資できればリスク範囲を軽減し、安全資産になりえます。

つまり米国の金融商品を底値で買い、反転することでリスク資産を安全資産にコンパイル(変換)できるチャンスがあるのが今年2023年です。

詳細を解説

米ドル債権は特におすすめです。

債権というのは、

但し、米ドル債権が良いというのではなく、米ドル建ての債権が良いというのが正しい文脈です。

債権の全ての大元となるアメリカの10年国債の利回りは、2022年末時点で3.6%です。

2022年のはじめは1.5%だったので2倍以上の高利回りで推移しています。

なぜ、このような状況になっているかというと、国債が売れたことで利回りが上がったからです。

つまり、現在、高い利回りで米ドル債権に投資運用できる環境が整っているということです。

この大いなるチャンスは、2008~2011年のリーマンショック直後からしばらくたった時期と重なります。

補足すれば、アメリカが金利を下げた時期ということです。

つまり、債権投資メインでインカムゲインを得たい投資家にとっては過去10年以上は冬の時代ということです。

付け加えるなら、今後アメリカで利下げが起こっていくということは、円が高くなるということです。

わかりますか?

ドルの金利が高い状況が今後、確実に到来することを意味しているということです。

国債というのは、その国の経済のポテンシャルに応じてある程度、利回りの基準が決まってくる最大のメリットがあります。

この記事(複利運用の妙技)でも解説した通り、国債はバリエーションに富み、国債だけである程度のリスク分散をした上でポートフォリオを組めます。

本来は、日本国内不動産とのポートフォリオ設計が更なるリスク分散に繋がりますが、不動産への興味が薄い「The 国債投資家」にとっては、いわゆる先進国債を含めた国債ポートフォリオ好きな投資家にとっては今年2023は今後の資産形成を左右しかねない大切な年となります。

その年は、本年2023年です。

長期金利で高い金利をFixして運用できる米国債権を含む先進国債権投資で向こう10年間の間で一気に資産を作れるチャンスが今年2023年ともいえます。

あなたは、どのような投資戦略で資産形成を考えていますか?

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