盲信を基軸に据えたビジネスの作り方
悪用厳禁!一生売れ続けるビジネスを作るための設計思想を解説してみた
働き方改革が進む中、増税時代にも突入する日本。
2022年後半から生活費が6%以上上昇しており、2人世帯の生活水準は月額29.8万円となっています。
一方、実収入は0.9%下落しており、年々、お金のやりくりが難しくなってきているのが一般家庭の現状です。
加えて社会保障費の負担率(国民負担率)は、1980年代には30%台だったのが現在は44.3%にまで増加しています。
日々の買い物では物価高に悩まされ、収入が減る一方で社会保障費は上がり続ける「三重苦」で政府が掲げる資産倍増計画どころではないというのが庶民感覚のはずです。
お金が好きなのは人の”性”ですが、この時代は益々、それが助長することで新しいビジネスが生まれる可能性を秘めています。
配偶者との「ダブルインカム」や第三の収入源となる「不労所得」への関心は増すばかりです。
現に、最も働き盛りの世代となる40~44歳(大卒男性)の給与収入は、20年前には月収46万円だったのが現在は40万円にまで減少しているデータもあり、心身ともに成熟した当該年齢の中年層に向けた資産倍増計画ともいえるのが、政府主導のNISAと iDeCo制度の改革。
5年間で1700万口座から3400万口座に増やし、NISA口座からの株式や投資信託の購入額も現在の28兆円から56兆円に倍増させることを目標に掲げています。
つまり、法制度や法改革は、市場の”潮目の変化”であり、新しい需要が増す”上げ潮”が生まれます。
あなたなら、どのような新しいビジネスを市場に投下することで上げ潮に乗りたいですか?
一代で富を築く唯一の方法は、上げ潮に乗ることです。
大衆はどのように動くのか
政府主導の改革によって投資熱が徐々に高まっていき、株式投資や投資信託への資金が流入するのは確かですが、これらの投資は少なくても10年程度は”お金が増えている感覚”を得ることができない長期投資といえます。
真面目な方は、株式投資のセミナーに足を運んだり、銀行の窓口で投資信託の説明を担当者から受けるなどして事前の知識を蓄えた上で投資をするかもしれませんが、
・お金が増える喜びを実感できない
現状に他に何か良い投資先はないのか?といった行動フローに移ることは十分に考えられます。
加えて、ビジネスそのものがエンタメ化してきている中で
・楽しくお金が増える方法はないか?
に対する欲求の高まりを正しく捉えることが極めて重要です。
つまり、暇を潰しながら…あるいは趣味的な没入感に浸りながら…お金が増える新しい資産運用が今後、確実に需要が高まる遊びに近い投資として市民権を得ていくはずです。
これは、なにも全く新しい投資哲学で作られた投資商材である必要はありません。アプローチ(提案の仕方)が秀逸であり、ワクワクできる魅せ方(マーケティングやセールス)でも十分に需要をキャッチアップできる可能性があります。
なぜなら、何かしないとお金が増えない時代だからです。
盲信しているコトと信じられるコト
昨今、テレビのニュースで連日報道されている強盗事件。
強盗犯や窃盗犯は、自分のような人間は社会に必要とされていない人間であるという自暴自棄ともいえる盲信が強く、ある意味では失うものがないという強みで犯罪に手を染めてしまいます。
あるいは陰謀論を盲信している人は、社会を斜めから見て「天邪鬼」な性格から社会とは対極にある事柄に傾倒しがちです。
これらの人がどのような過程でそうなったのかは様々なですが、社会が作りだした虚像に生きる層がどのようなビジネス領域でも一定数は存在しています。
つまり、新しいビジネスを立ち上げる際は、この一定数のコアな人に刺さるようなアプローチ(提案の仕方)からキャッシュポイントの設計をしなければいけないということです。
注意点は、「盲信しているコト」と「信じられるコト」の区別です。
信じられるコトの分かりやすい例を挙げると、保湿クリームです。
お肌が乾燥すると多くの人は、保湿クリームを塗ります。成分やテクスチャーの違いはあれど保湿できる”ナニカ”を重宝するはずです。
この保湿クリームは、ほとんどの人が同じ認識で良いと思い使用しています。
一方、盲信とは、ほとんどの人が信じていないにも関わらず自分は信じていることです。平たく言えば自分はマイノリティーであることを誇りにすら思っているということです。
盲信するメリットは、ある種の希少性であり、その希少性に気づいている稀有な自分
に対する満足感です。
故に、そのことを肯定し、認めてあげることが売れるアプローチ(提案の仕方)であり、「盲信している事柄」を起点にビジネスを構築することが、盲信する人達のネットワークに入り込み、セールス不要で売れ続けるビジネスを作るポイントです。
あなたなら、どのような盲信を基軸に新しいビジネスを展開してみたいですか?