投資の真実

投資の真実

あなたにあった投資対象を選ぶための秘訣を考察してみた

不動産のメリットは、ローンを組めることによりレバレッジがかけられる点です。

結論から申し上げると、1億とか2億の不動産を一括現金で買うことができる財力がある人にとっては、実はあまり魅力がない投資対象物といえます。

仲介手数料は高いし、流動性も低いのは最大のデメリットといえます。

確かに数倍のレバレッジをかけられることで利回りは良くなりますが、不動産投資をするしか方法がない人とする必要がない人とが確実に存在することを認識して、自分はどちらの層に位置する経済力をもっているのか?を冷静に判断しなくてはいけません。

この記事(不動産投資の解体新書)でも触れた通りRCでROAS(投資対効果)が最適な物件を選定できた前提での借入期間は24年間です。

向こう24年間に「地価の変動リスク」や「空室リスク」を考慮しながら、満24年間で年利5%前後のインカムゲインを秤にかけた場合、

決して最高の投資先であるとは思えません。

但し、条件付きで最高の投資先となるスキームは、、

この記事(二発当てれば大金持ちになれるのか)で触れた通り「インフラ化」が構築できた時です。

この場合のインフレ化は、最適な物件を次々に開拓でき投資循環をグルグル回せる体制です。

つまり、おいしい物件の情報をタイムリーにキャッチできる人的ネットワークと提携不動産会社、不動産管理会社との協業による三位一体の体制です。

不動産王といわれるような不動産投資の成功者は、このようなバックヤードの体制が強固に構築されています。

このブログで示唆している「インフレ化」の本質的な文脈はこの体制構築のことです。

お金はお金を増やすためのエンジンではない

多くの準富裕層が抱えている問題のひとつは、

・お金でお金を増やせない現状

にフラストレーションを溜めていることです。

運用資金が多いほどリターンも大きいのは事実ですが、お金が多いからといって勝率が高くなる訳ではありません。

つまり、100万円で投資運用する者と10億円で投資運用する者がいたとして、同じ投資ポートフォリオで運用していればリターンの額面に大きな差が生まれますが、勝率や利回りに差は生じません。

故に、お金をどう運用するのか?どの投資先に資金を流し込むのか?は、

結果的に勝率の側面からは、どれも誤差の範囲以内に収まる

というのが伝統的な資産運用である株式投資や不動産投資をはじめ、それ以外のオルタナティブ投資全般に言えることです。

一度、頭を整理して考えてみてください

では、どのような投資先が勝率を上げると思いますか?

大切なことは、2つです。

1つ目は、自分の財力と世間で囁かれている内容とを精査して、自分に適合する内容か否かを判断することです。

例えば、現在、政府が主導している投資の必要性を説く政策は、

・老後問題
・インフレリスク

を餌に”現金を溜めこむのではなく投資して資産を増やさないとお金の不安はいつまで経っても消えません”

というプロパガンダをしっかりと見抜くことです。

もし、あなたが数億円程度の現金を動かせる経済力があるなら、昨今、広まる投資の必要性を説く機運の高まりは、あなたにとって全く関係のないものです。

2つ目は、数億円程度の元気を動かせる経済力があるのなら、あなたが投資する先はすでに決まっています。

それは…

この記事(お金持ちになる唯一の方法)でも触れたとおり、本業のビジネスを拡張することです。

多くの利益を得ると、どうしても節税や再投資に熱が入りやすくなります。

しかし、その熱は時に合理的な判断を鈍らせます。

最も重要なのは、機動性の高い現金をしっかり保有しておくことです。

なぜなら、市場は常に新しいものを求める性質があり、現に既に新しいニーズを捉えて新規市場が絶え間なく形成されており、メディアの影響力に視点を置くことで人の動き(人流)をトレースしていくことで、いつでも保有資産をビジネスに投じて小商いを始めることができるからです。

例えば、最近のITメディアの流れを見ていくと…

長らくITテック界隈をけん引してきたGoogleという既得権益に一石を投じる「ChatGPT」というイノベーションが誕生しました。

メディアの影響力により人の流れが変わり、流れが変われば人が集積する場所も変わります。

人の集まるところにはお金が集まります。

このような原理原則に倣って、

・本業を拡張する
・人の流れをキャッチアップする

ことを粛々と行っていくと、毎年、増収増益を果たせるかもしれません。

あなたは、どのように本業と本業を下支えする投資活動を両立させていきたいですか?

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