新時代の幕開け
新時代の幕開けChatGPTがもたらすビジネスチャンスについて考察してみた
最近、ITテック業界で話題をかっさらっている「ChatGPT」をご存じですか?
OpenAIが開発している主なAIは、ChatGPT以外にも
(・チャット:ChatGPT)
・画像:DALL-E2
・音楽:Jukebox
・音声認識:Whisper
・3DモデルPoint-E
があります。
その中でも今、大注目を集めているのが「ChatGPT」です。
テキストを入力するだけで企画書や論文などまるで人が考えて書いた文章を瞬時に生成できてしまいます。
つまり、プログラミングができない層やコンピューターサイエンスとは縁遠い層などテキストを打ち込むことができる人は誰でもカンタンにAIにアクセスできる時代になったということです。
2022年の11月からこの「ChatGPT」が使えるようになっています。利用者は5日間で100万人を突破しました。
2023年は、誰でもAIと共にある人生を送れる汎用人工知能(AGI)時代となるでしょう。
ChatGPTが変える世界
ChatGPTができることをざっくりまとめてみると…
前述の企画書や論文の作成以外に
・情報検索
・文章の要約
・文章の添削
・翻訳
・小説や歌詞、音楽のコードの作成
・契約書の作成
・作業管理
・スケジュールの作成
・悩み相談
・プログラミング
・フェイクニュースの作成
・サクラレビューの作成
など多岐にわたります。
直感的に明らかなことといえば、会社の
・経理部
・人事部
・法務部
は、なくなり、事務職はほぼ仕事を失い、
・弁護士
・会計士
・税理士
・司法書士
・行政書士
も少しずつ仕事がなくなっていきます。
つまり、人間が頭で考えられる事柄は、すべてChatGPTに集約され、ChatGPTにアクセスすることで知的問題はほとんどが解決されてしまう世界になるということです。
しかも、OpenAIとしてChatGPTが普及することで毎秒単位でAIが学習しより精度の高い解(=答え)を出すようになることからシンギュラリティは”2045年”ではなく”2025年”には来るという予測に変わっいます。
人類がChatGPTに質問を投げかけ、解決の一手を秒で手にする『創発民主主義』の完成です。
人類に残されたタスクは、解(=答え)を形にする物理社会の行動だけということになります。
ビジネスチャンス
ChatGPTによって多くのビジネスチャンスをどう捉えるか?がとても重要です。
これまでGoogleが覇権を握ってきた検索市場に大きなインパクトを与えるイノベーションであり、知的情報の獲得フローに大きな影響がでてくることは容易に想像できます。
ChatGPTは、ネット上に散在する大量の論文や引用ソースをもとに解(=答え)を導き出しています。
逆にいえば、ソース元をコントロールすることができれば解(=答え)をコントロールできるということでもあります。
もしかしたら、「ChatGPT SEO」的なビジネスが誕生してくるかもしれません。
ChatGPTが導く解(=答え)に自社の商品を表示させることは難しいと思いますが、自社商品の購入に寄与する自社保有の特許情報や有用性に関する情報を表示させることができれば、多くの人にとってそれが解(=答え)となり、注文数を爆発的に増やすことができるかもしれません。
ChatGPTのアルゴリズムがどのようなソース元にオーソリティーを与え、採用しているか?を解明することは、最近、下火になっているSEOマーケターに新たなビジネスチャンスをもたらすかもしれません。
ひとつヒントを述べれば…
「信頼性の高い情報」をソース元として採用するアルゴリズムであることは間違いない
ということです。
信頼性をどう担保してソース元に採用されるのか?
がChatGPTを攻略する最大のテーマだと考えます。
なんだかワクワクしてきましたね!
あなたなら、どのようなアプローチでChatGPTで自社関連商品・サービスの導線となる解(=答え)を表示させたいですか?
刻一刻と解(=答え)が変化するChatGPTにどう対応していくのか?が今後のネットビジネスのマスト・タスクになりそうな予感です。