商売の基本
リーンスタートアップから商売の基本の「き」を考察してみた
現在、YouTubeなどでビジネスに関する配信している実業家の中でも30~40代の社長さんの多くが、アフィリエイトによる収益獲得からそのキャリアを積んでいたりします。
その後、確実に通る道がECサイト(通販サイト)による物販ビジネスです。
このECビジネスで成功すれば事業を大きく拡大でき、成功できなければYouTuberとしての活路を見出す…。
現在、若手の実業家の中でもECビジネス成功の有無が大きな分岐点になっているようです。
本日は、ECビジネスで成功するための秘訣を少し解説していきます。
リーンスタートアップ
「リーンスタートアップ」という言葉を聞いたことはありますか?
短期間で最小のコスト投下によってプロトタイプを作った上で見込み客の反応を見てプロダクトを正式にリリースする手法のことです。
2008年にアメリカの起業家によって提唱された手法として有名です。
本来、商品販売のセオリーは、「商品を開発→サイト(又はLP)を作成→広告を出稿」ですが、リーンスタートアップは、「商品のプロトタイプを作成→SNSで反応を取る→広告を出して売れるか検証する」のような流れで”ムダな商品を作らない”ところに視点が置かれています。
つまり、『売れる見込みがあるとわかった時にだけ商品を作る』手法です。
リーンスタートアップの「Lean」は”ムダがない”という意味であり、「Stertup」は”起業”を意味します。
ムダのない起業をするために最適な手法といえます。
PDCAサイクル
マネタイズできるか否かは、高速でPDCAサイクルを回して売れる商品を作れるかどうかです。
Pは「計画」、Dは「実行」、Cは「評価」、Aは「改善」を示すこのサイクルは、
顧客ニーズを考え
↓
顧客ニーズに合う商品(プロトタイプ)を設計し
↓
販売方法を考え売上の仮説を立てる
が「計画」であり、その計画にそって「実行」し、実行した結果どうだったかを「評価」し、その内容を元に「改善」することで最終的に売れるの判断すれば製品化するといった流れを示します。
この流れの中で最も大切なのが、顧客ニーズに合う商品(プロトタイプ)になっているか?です。
これを正しく調べるには、モニター募集をしてアンケートを取るのが一番安価で確実な方法です。
売れる商品とリーンスタートアップのメリット
商品開発や商品販売において最も重要な指標は何だと思いますか?
それは、『顧客の声』です。
“おいしいから売れるのではない。売れている商品がおいしい商品である。”という名言で有名なサイゼリアの創業者の言葉の通り、顧客を満足させられなければ売上は上がりません。
製品化する前に売れるとわかっている商品を売るのは極めてカンタンです。精神衛生面においてもこんなにイージーなビジネスは他にはないはずです。
さらに、顧客ニーズに合う商品(プロトタイプ)になっているか?を調べるためのモニター募集を実施した際、アンケートの結果から正式に販売が決定した場合は、モニターに商品リリースの告知をすることも可能です。
つまり、商品リリース前の段階で
・顧客ニーズに合う商品であり
・既にこの商品を認知している顧客がいて
・その顧客に商品購入や商品紹介の依頼もできる
状況が作れるのがリーンスタートアップ最大のメリットです。
リーンスタートアップ成功のカギは売り方
ECビジネスにおいて売上を左右する最も大切な要素な何だと思いますか?
それは、売り方です。
「マーケティング」や「セールス」という言葉が世の中に溢れかえり、結局どのような考え方が正しい売り方の基本なのかを理解している人は本当にごく一部です。
このブログを見てくださっている方には、次の内容だけ理解してください。売れる!とは、こういうことです。
”誰がその商品を買っているのか?
→多くの人か?
→金持ちか?
→有名人か?
これらの属性の人が買っていれば商品は勝手にブランド化される。
人々は、ブランド化されたものに惹かれ、さらに買う人が増える。
つまり、ブランド化とは、どのレイヤーを顧客にするのか?であり、最初の顧客を魅了するための道具がコンセプトである。
故に、誰にとって魅力的なコンセプトをもった商品を作るのか?が商売の基本である。”
あなたは、誰に対してどのような商品で夢を与えたいですか?