売れる商品を扱う秘訣
ビジネスの成否は扱う商品によって影響を受ける点について考察してみた
インターネットビジネスを立ち上げる際や新規で事業をする際に最も成功率が高いビジネスは、「物販」といわれています。
そこで多くの人は、国内外から仕入れをしてECサイトや楽天市場、Amazonなどのショッピングプラットフォームへ出店しますが、なかなか利益を出すことができずにいます。
なぜでしょうか?
そこには、利益を出すために乗り換えなくてはならないキャズム(溝)の存在があるからです。
利益を出すために知っておきたいポイントをこの記事では解説します。
費用対効果について
費用対効果の中には、投資対効果や作業対効果があります。
投資対効果とは、商品を売るために費やす資金以上の利益を上げているのか?を示す定量的な指標です。
作業対効果とは、商品を売るために費やす労働に見合った利益を上げているのか?を示す定性的な指標です。
どちらの指標もクリアできると、いわゆる”割のいい”ビジネスになる訳です。
この中でも投資対効果が得られない場合は、事業が継続できないことを意味する訳ですから死活問題です。
では、投資対効果を得るためにはどうすればいいと思いますか?
投資対効果得るには
ポイントは、2つです。
1つ目は、扱う商品について。
2つ目は、どこで販売するかについて。
1つ目の「扱う商品」は、ビジネスの成否を占う最も重要な要因です。
例えば、競合と同じ仕入れ商品を扱っていては価格競争に陥るだけで投資対効果を得られことはまずありません。
そこで、やらなければいけないことは、売れている商品をさらに改良したオリジナル商品を製造するということです。
(モノではなくサービスも同じです)
現在、既に「売れている商品」をカスタマイズすることが重要です。
あなたの身近な商品の中で、”もっとこうなればいいのにな”と思う商品はありませんか?
もし、あるなら、あなたが扱う商品は、”それ”です。
2つ目の「売る場所」は、楽天市場やAmazonなどのショッピングプラットフォームです。
楽天市場よりもAmazonのほうがおすすめです。
ここで、オリジナルの自社ECサイトを作成して広告を出して売ろう!などとは考えてはいけません。
なぜなら、広告を出すと必ず自社サイトへ目的来店をしてくれるユーザーばかりがクリックする訳ではないからです。
つまり、ECサイトで集客をかける際の広告は、あなたのサイトで●●の商品を買うためだけにアクセスするユーザーだけを集めることはできないということです。
これがECサイトの広告展開において投資対効果が得られない最大の理由です。
一方、Amazonでは、ほぼ全てのアクセスユーザーが買い物を動機としています。
いわゆる「目的来店型の巨大ECモール」といえ、何かしらのモノを購入するためにアクセスするユーザーがほとんどです。
加えて、Amazon内での広告は、他のインターネット広告に比べて割安で費用対効果も出しやすく、口コミの管理をしっかりとやっていけば、広告を出さなくてもチラホラ売れていきます。
つまり、投資対効果が得られやすいのがAmazonへの出店です。
深堀りしてみる
リアルビジネスの代表例に「飲食店」があります。
今でも将来、自分の店を持ちたいと志をもって働いている人が多くいるはずです。
飲食店の立ち上げには、初期コストがかかるため、ネットビジネス経験者にとっては新規ビジネスの選択肢には絶対に入ってこないビジネスだと思いますが、飲食ビジネスの特性を知ることはネット物販をやっている人や今後、始めたい人にとって非常に参考になる点があります。
それは、目的型来店のビジネスが飲食店ビジネスだからです。
例えば、あなたが週末、友人と飲みに行くとします。
ネット検索で「飲食店」と検索してGoogleプレイスで口コミが高いお店を必ずといっていいほど目にするはずです。
この記事をここまで読まれてきたなら、なんとなくお分かりですね?
投資対効果を得るには…あるいは、ビジネスで成功するには…
・見込み客が目的とするモノを扱い、買いやすくする
ということです。
飲食店に来る顧客は、お腹が減っているので「安くて美味しそうな食事とお酒」が目的であり、それを発見するための手段は「Googleプレス」、意思決定の要素は「口コミ」の評価です。
ネット販売では、どうでしょうか?
例えば、Amazonへ出品する場合、「安くて●●」が目的であり、それを発見するための手段は「Amazonモール」、意思決定の要素は「口コミ」の評価です。
この●●は、商品を使うことで叶うコトです。
リアルビジネスもネットビジネスも実は、構造的は同じビジネスです。
見込み客が
・目的とするものは何なのか?
・商品を使うことで叶うコトは何なのか?
つまり、『見込み客にとっての価値』を確実に捉えたモノやサービスを扱うことができれば、勝手に売れていく。
というのがビジネスの本質です。
結局、どのような商品やサービスを扱うにしても、見込み客や顧客が見出す価値について興味関心がなければ売れる”ナニカ”を扱うことは一生できないということです。
あなたは、どのような方法で『見込み客にとっての価値』を明らかにした上で売れる商品を販売していきたいですか?