儲かる業界リサーチ(3)

儲かる業界リサーチ(3)

決算書から儲かる業界・業種を考察してみた(3)

この記事(儲かる業界リサーチ(1))でスタートアップや新事業開発、M&Aの際に役立つ参入業界・業種の目安となる「儲かる業種」について触れました。

儲かる業種の基準となる条件は、以下の通りでした。

1.従業員数が10名以下
2.昨対比売上が100%以上
3.営業利益が30%以上
4.税引き前当期純利益が2000万円以上

本日は、基準を以下のように変更して儲かる業種について深堀していきます。

1.従業員数が10名以上40名以下
2.昨対比売上が100%以上
2.営業利益が30%以上
3.税引き前当期純利益が4000万円以上

つまり、ある程度の人数を動かしつつ、高い利益率をキープして、代表者の年収を1500~2000万円程度確保できそうな業種ということです。

調査結果

早速、前述の指標で洗い出した儲かる業界・業種は次の通りです。

・総合工事業
・一般土木建築工事業
・土木工事業(別掲を除く)
・舗装工事業
・型枠大工工事業
・特殊コンクリート工事業
・鉄骨工事業
・他に分類されない職別工事業
・信号装置工事業
・機械器具設置工事業
・築炉工事業
・食料品製造業
・飲料・たばこ・飼料製造業
・飲料・たばこ・飼料製造業
・木材・木製品製造業(家具を除く)
・木材・木製品製造業(家具を除く)
・パルプ・紙・紙加工品製造業
・パルプ・紙・紙加工品製造業
・印刷・同関連業
・化学工業
・石油製品・石炭製品製造業
・プラスチック製品製造業(別掲を除く)
・プラスチック製品製造業(別掲を除く)
・ゴム製品製造業
・ゴム製品製造業
・なめし革・同製品・毛皮製造業
・窯業・土石製品製造業
・鉄鋼業
・鉄鋼業
・非鉄金属製造業
・非鉄金属製造業
・金属製品製造業
・金属製品製造業
・はん用機械器具製造業
・はん用機械器具製造業
・生産用機械器具製造業
・生産用機械器具製造業
・業務用機械器具製造業
・業務用機械器具製造業
・情報通信機械器具製造業
・輸送用機械器具製造業
・輸送用機械器具製造業
・その他の製造業
・その他の水産食料品製造業
・その他の水産食料品製造業
・野菜缶詰・果実缶詰・農産保存食料品製造業
・野菜缶詰・果実缶詰・農産保存食料品製造業
・その他の調味料製造業
・めん類製造業
・豆腐・油揚製造業
・冷凍調理食品製造業
・清酒製造業
・清酒製造業
・製茶業
・織物製事務用・学校服等製造業
・一般製材業
・一般製材業
・建築用木製組立材料製造業
・工業用プラスチック製品加工業
・工業用プラスチック製品加工業
・プラスチック成形材料製造業
・プラスチック製日用雑貨・食卓用品製造業
・プラスチック製日用雑貨・食卓用品製造業
・プラスチック製容器製造業
・他に分類されないプラスチック製品製造業
・他に分類されないプラスチック製品加工業
・工業用ゴム製品製造業
・工業用ゴム製品製造業
・他に分類されないゴム製品製造業
・生コンクリート製造業
・生コンクリート製造業
・砕石製造業
・砕石製造業
・鍛工品製造業
・鉄鋼シャースリット業
・利器工匠具・手道具製造業
・利器工匠具・手道具製造業
・鉄骨製造業
・建築用金属製品製造業
・建築用金属製品製造業
・製缶板金業
・金属プレス製品製造業
・金属プレス製品製造業
・溶融めっき業(表面処理鋼材製造業を除く)
・溶融めっき業(表面処理鋼材製造業を除く)
・電気めっき業(表面処理鋼材製造業を除く)
・その他の金属表面処理業
・その他の金属線製品製造業
・ボルト・ナット・リベット・木ねじ等製造業
・ボルト・ナット・リベット・木ねじ等製造業
・金属製スプリング製造業
・他に分類されない金属製品製造業
・物流運搬設備製造業
・他に分類されないはん用機械・装置製造業
・各種機械・同部分品製造修理業
・農業用機械製造業(農業用器具を除く)
・建設機械・鉱山機械製造業
・化学機械・同装置製造業
・金属工作機械製造業
・金属工作・加工機械用部分品・附属品製造業
・半導体製造装置製造業
・非金属用金型・同部分品・附属品製造業
・他の生産用機械・同部分品製造業
・他の生産用機械・同部分品製造業
・精密測定器製造業
・その他の計量器・測定器・分析機器等製造業
・医療用機械器具製造業
・電子回路基板製造業
・発電機・電動機・その他回転電気機械製造業
・配電盤・電力制御装置製造業
・配線器具・配線附属品製造業
・その他の民生用電気機械器具製造業
・その他の電気機械器具製造業
・自動車車体・附随車製造業
・自動車部分品・附属品製造業
・運動用具製造業
・看板・標識機製造業
・他に分類されないその他の製造業
・他に分類されないその他の製造業
・その他の衣服卸売業
・その他の衣服卸売業
・セメント卸売業
・古紙卸売業
・古紙卸売業
・事務用機械器具卸売業
・自動車中古部品卸売業
・電気機器卸売業(家庭用電気機器を除く)
・スポーツ用品卸売業
・娯楽用品・がん具卸売業
・靴小売業
・他の織物・衣服・身の回り品小売業
・電気事務機械器具小売業(中古品を除く)
・その他の機械器具小売業
・ジュエリー製品小売業
・中古品小売業(骨とう品を除く)
・宿泊業
・物品賃貸業
・物品賃貸業
・建物売買業
・建設機械器具賃貸業
・建設機械器具賃貸業
・自動車賃貸業
・技術サービス業(他に分類されないもの)
・測量業
・その他の土木建築サービス業
・機械設計業
・環境計量証明業
・廃棄物処理業
・廃棄物処理業
・産業廃棄物収集運搬業
・産業廃棄物処分業
・産業廃棄物処分業
・他に分類されない廃棄物処理業
・他に分類されない修理業
・管理事務を行う本社等(他事業サービス業)
・ディスプレイ業
・道路貨物運送業
・水運業
・倉庫業
・倉庫業
・一般貨物自動車運送業
・特定貨物自動車運送業
・沿海貨物海運業
・倉庫業(冷蔵倉庫業を除く)
・倉庫業(冷蔵倉庫業を除く)
・放送業
・放送業
・有線テレビジョン放送業
・有線テレビジョン放送業
・組込みソフトウェア業
・パッケージソフトウェア業
・林業
・酪農業
・その他の畜産農業
・素材生産業
・素材生産業
・鉱業,採石業,砂利採取業
・鉱業,採石業,砂利採取業
・砂・砂利・玉石採取業
・砂・砂利・玉石採取業
・その他の採石業,砂・砂利・玉石採取業
・水道業
・学校教育
・他に分類されない教育,学習支援業
・貸金業等非預金信用機関

まとめ

ざっと、185種あります。

下記の基準で抽出した儲かる業種は35種だったため、大きな利益を残すためには、人を使う労働集約型のビジネスの方がベターともいえます。

1.従業員数が10名以下

ちなみに、当期純利益が4000万円以上の企業は、一般会計上、優良企業と見なされます。

また、この記事(リユース市場のポテンシャル)で触れたリユースビジネスでいえば、

従業員を32人使い、営業利益を45%に保ち、4000万円の営業利益が得られます。(あくまで黒字企業の平均値です)

加えて、昨対比売上115%の伸び率です。

つまり、人を使うことが「経営リスク」と考える経営者も多いと思いますが、

利益率と利益額をしっかりとコントロールできる業種又はビジネス構造の理解があれば、人的リスクは人的メリットに変わるということです。

リユースであれば、買取点数をいかに上げ、目標売上に必要なCSF(主要成功要因)を確実に掌握しておく必要があります。
(CSFは、どのようなビジネスであっても必ず掌握する必要があります)

あなたは、どのような基準で可能性の高いビジネスを発見し、投資したいですか?

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