投資の科学

投資の科学

日米の富裕層から見る最も正しい資産運用の方法について解説してみた。

富裕層から一般の人まで日本でも投資熱が高まっています。
本日は、富裕層の投資方法を参考に正しい投資の考え方、運用の仕方について深掘りしていきます。

富裕層の定義

富裕層の定義は、各国で違いがあり、日本の場合は純金資産ベースで…

・準富裕層:5000万円~1億円

・富裕層:1億円~5億円

・超富裕層:5億円~

※純金融資産とは、預貯金や株式の金融資産から負債を除いた資産のことです。(返済の必要がない資産の合計)

一方、米国の場合…

・準富裕層:1億4000万円

・富裕層:7億円

・超富裕層:43億円~

※2023年のレートに基づきます。

ちなみに米国では、TOP1%の入るには、年収1億円が必要です。

これは、日本でも同様、年収が1億円を超えた段階で誰から見ても富裕層として見られるということです。

超富裕層のポートフォリオ

「バンガード」という資産運用会社をご存じですか?

米国では超有名な会社であり、創業者はインデックス投資を作った人で知られています。

インデックスとは「指数」を指しており、「S&P500」といって米国企業を代表する約500の企業が採用されている株価指数へ投資できるのもバンガード創業者のおかげです。

このバンガードに中央値で1億5000万円を現金で預け入れをして運用している投資家(米国定義の準富裕層)のポートフォリオは、

65%:株式

25%:債権

10:現金

です。

※この数値は、不動産や事業資金は含まれません。

この準富裕層の株式運用は、「バイアンドホールド」で運用しています。

一方、米国定義の超富裕層のポートフォリオは、

50%:オルタナティブ

30%:株式

10%:債権

10:現金

この場合のオルタナティブは、

・ヘッジファンド(機関投資家)
・プライベートエクイティ(未公開企業や不動産に対して投資を行う投資ファンド)

です。

つまり、次のような富裕層向けの投資サービス(オルタナティブ)での運用をしているということです。

ちなみに、米国定義の超富裕層の中には不動産投資をする人もいますが、ポートフォリオで10%程度にすぎません。

複利こそが投資の王様

1000ドル(日本円で約14万円)を「S&P500」へ投資(複利運用)した場合、

バイアンドホールド(買ってホールドし続ける)で運用すると…

10年後(2013-2023)には、248%のリターンを得て、

20年後(2003-2023)には、602%のリターンを得て、(日本円で14万円が100万円に!)

30年後(1993-2023)には、1641%のリターンを得る計算です。(日本円で14万円が240万円に!)

これは、すべて最初に投資して放置した場合(複利運用)の結果です。

株式投資は、指数に対してバイアンドホールドを長期投資をすることが重要です。

まとめ

そして、債券投資については、単純に債権投資が上手なプライベートバンカーを見つけてみてください。

これからあなたがすることは…

①次の通りポートフォリオの割合を定めて、

50%:オルタナティブ

30%:株式

10%:債権

10:現金

②オルタナティブ投資のパートナーを見つけて

③インデックス投資の種類をリサーチして投資し

④債権投資が上手なプライベートバンカーを見つける

の4つです。

この記事(事業を成長させるエンジン)でも触れましたが、すべて自分ひとりで行う必要はありません。

主治医を使い分けるのと同じで専門性の極めて高い”専門家のポートフォリオ”を組むことが成功には不可欠です。

あなたならどのような専門家とパートナーシップを組んで資産運用したいですか?

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