マネタイズの可能性を判定する方法
事業の可能性を探る目安について考察してみた
新事業を立ち上げる際、あなたは何に注視し、どのような条件下でマネタイズの可能性を判定していますか?
本日は、これから起業する人や第二の事業の柱を探している人など「事業創出の目安」となる指標について考察していきます。
売上の原資
本来、仕事というのは”自己実現の道具”であり、自らが果たしたい”ナニカ”をテーマに時間とお金を投資することが最も確からしい仕事のあり方です。
一方、”ない袖は振れぬ”現実もあり、できることならより確実に利益をもたらしてくれる事業ネタにありつきたいと考えるのは事業家の性というものです。
私はこの問題について決定的な答えに至っています。それは…
売上の原資ルート(B2Cの場合は「人」、B2Bの場合は「仕事」)、つまり『導線』が確立している事業なら儲からないハズがない
ということです。
売上に必要なもの
例えば、
・工務店から一次で仕事が舞い込んでくる
・県や市から直接仕事を受注している
などの「工務店」や「県や市」という『ハブ』からの導線の有無は、継続的な売上の原資になります。
これは、極めて単純な話ですが、黒字企業のほとんどは運よくハブを手に入れられていたりします。
運よくとは、先代が苦労して得たハブをそのまま引き継いだ、とか、たまたま同級生がハブだったとか…
そのレベルです。
このような運に恵まれない人の一部は、自ら
1.ハブになる
2.売上の原資ルートを構築する
のいずれかでマネタイズを図ります。
「1.」の場合は、単純に自分をセルフブランディングするだけです。
「2.」の場合は、集客のルートを作り上げます。具体的には…
例えばB2CのITビジネスの場合、
広告運用で見込み客を集め(=マーケティング)、LPやECサイト、チャット、メルマガなどのオプトイン経由でナーチャリングするステップを構築(=セールス)します。
これは属人的ではなく、一定の再現性が担保されます。なので転用が効くためいわゆる”潰しが効く”ノウハウとなり、事業が拡大していきます。
・企業または事業単位で買収で成長する会社
・業界初参入でありながら急成長する会社
は、間違いなく「集客力」と「収益力」を確立しています。
理屈と現実
世の中にあるほとんどの会社は、
・たまたま一時的に集客できた
・たまたま一時的に利益がでた
に過ぎません。その状況は、続いても10年程度です。なので10年後に生き残っている会社は100社中3~4社程度なのです。
多くの人にとって最も関心があるテーマは、
一日でも長く繁栄する会社や事業を作りたい
ではないですか?
それに必要不可欠な条件は、
どのように安定した集客ルートを確保するか?です。
集客ルートだけ確保すればマネタイズできる業種もあれば、収益力(この場合、利益を出す)もないと成り立たない業種もあります。
まとめ
あなたがこれからやろうとしているビジネスは、どちらのタイプですか?
1.集客さえできれば儲かる可能性がある
2.マネタイズの仕組みも構築しない利益がでない可能性がある
このあたりを目安に自分や自社のリソースやアセットと照らし合わせることであなたに合ったより確実な事業ネタが見つかるはずです。
あなたは、どのようなビジネスを始めて儲けてみたいですか?