モノを売る秘訣

モノを売る秘訣

販売の原理原則にトレースしたモノを売る秘訣について考察してみた

実業家や起業を夢見る人にとって永遠のテーマである「ビジネスアイディア」

多くの人は、どのようなビジネスアイディアがあるのかを探し、そのビジネスアイディアにおけるマネタイズの可能性を精査した上でビジネスを開始するはずです。

あなたもきっと儲かるビジネスを探すためにM&Aの情報やビジネスニュースの情報に目を通しているはずです。

このような思考機序でビジネスアイディアを発想する方法を「演繹法」といいます。この方法では、お客様(お金を払ってくれる人=売上の原資)にとって必要なモノを発見できます。

この発想とは逆の方法を「帰納法」といいます。この方法では、お客様の暮らしの変化に合わせたモノを発見できます。

では、一体どちらが確実に儲かる起業法だと思いますか?

お客様に合わせにいくのが企業努力であり売れる秘訣

答えは、「帰納法」です。

お客様の暮らしの変化に合わせたモノを発見すれば確実にモノは売れ儲かります。
(ちなみに大手企業は、演繹法を採用することが多く、研究開発から新しい機能を作り出した上で必要性をPRすることで新規市場を開拓していきます)

中小零細企業は、流行っているモノ(売れているモノ)を観察することから始めればいいのです。

流行っているモノを探す方法は、たくさんありますが、

最も確実なリサーチ方法は、最近自分が購入したモノです。

私の場合、

・オメガ脂肪酸の調理油
・歯磨き粉

どちらもAmazonで購入できるものですが月に200~1000個ほど売れている商品であることがわかりました。

なぜ売れているのか?を観察してみると…

1.どちらもYouTubeで紹介されている
2.健康を意識したモノ
3.美容を意識したモノ

です。さらに、暮らしの変化の要素を挙げると…

1.「暖冬で野菜を安い」というスーパーの状況(によって野菜炒め料理のニーズが高まった)
2.”口臭は胃腸ではなく舌の汚れと歯周病”というTVからの情報(から歯磨き粉を変える動機が高まった)

です。

さらに、次のニーズにフォーカスした企業努力(お客様のための行動)をすることで

・時間的なニーズ
・場所的なニーズ
・状況的なニーズ
・提供的なニーズ

どんなモノでも確実に売れるモノになります。

例えば、次のような感じです。

∟暮らしの変化:暖冬で野菜が安い
∟情報の拡散:YouTubeで紹介
∟企業努力(時間的なニーズ):炒める時間が半分になる時短調理油
∟企業努力(場所的なニーズ):炒める以外の用途がある調理油
∟企業努力(状況的なニーズ):冷凍肉の解凍時間が短縮できる調理油
∟企業努力(提供的なニーズ):ネット販売限定ではなくどこでも買える調理油

まとめ

上記の企業努力ひとつとっても、

近年の生活ニーズの中心的なトレンドは、「時短」と「清潔」です。(清潔は、”浮かせる”系のニーズの象徴です)

生活ニーズに限らずビジネスのシーンでも”これはもっと効率的になったらいいのにな”と思うことが必ずあるはずです。

朝起きてから寝るまでの間に生じる『時短ニーズ』に目を向けてみてください。

新たな商品のアイディアに繋がるかもしれません。

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