いつの時代も存在するリテラシーの低い者たち

いつの時代も存在するリテラシーの低い者たち

EA(自動売買ツール)を使ったビジネスの可能性について考察してみた

被害総額は650億円を超える巨額詐欺事件。

本日は、ジュビリーエースをはじめとした投資詐欺的金融関連商品ビジネスについて深掘りしたいと思います。

ジュビリーエースの特徴

まず、ジュビリーエースについて特徴をまとめてみます。

1.ネットワークビジネス(MLM)であること

2.自動売買ツール(EA)で月利20%で運用できること

3.ツールの設計コンセプトは、「アービトラージ」
→海外ブックメーカー用のEA(Expert Adviser)で採用されているごくありふれた設計思想
→実は私、10年くらい前に作ろうと思って調べたことがありますが海外サーバーにプログラムを置いて現地で操作しないと勝てないことが判明して頓挫しました
(現在、AWSがあるので日本でもできます)※AWSとは、Amazonのクラウドサーバーのことです

4.ポンジ・スキーム
→そもそも投資そものががポンジ・スキームみたいなもので、これに該当しないのは償還期限が決めれている国債だけ

5.実はジュビリーエースはフロントエンド商品でバックエンド商品への誘導が目的
→バックエンド商品はジェンコ。AIによるフルオートシステムで最低投資金が110万円(ジュビリーエースの10倍)

6.暗号資産の億り人ストーリーをトレース
→「アルトコインで億万長者」次は、あなたが「AIによる裁定取引で負けない運用をすることでお金持ちに」のようなその時の社会性を繁栄した気運を高めて詐欺るのはこの手のビジネスの常套手段

7.そもそも主催者がこの業界のプロ

ターゲットはリテラシーの低いクラスター

このネットワークビジネスの最大の特徴は、リテラシーの低い人間を連鎖的に勧誘している点です。

頭の弱い人間同士を結び付けて連鎖的に情報を流した方が効率が良いため、ネットワークビジネスの集客方法(というか、洗脳手段)を採用している模様。

そもそも、月利20%と聞いて詐欺だと思わない人が多いことに驚きます。正直、この時点で100%詐欺です。

グローバルスタンダートの投資におけるセーフティーな利回りは、月利ではなく年利3~5%です。
月利20%ということは、年利換算で240%です。

SNSやYouTubeが浸透したこの時代では、隣の芝生(他人の動向)にいつでもアクセスできる環境が整備されているせいで”作り話”が先行しがちです。

リテラシーや経験が浅いが故、その真偽を確かめる方法もありません。

よっていつの時代でも投資詐欺商品が売れてしまう結果になります。

ビジネスとして応用する

ちなみに、このビジネスを健全に再現する方法としては…

1.何かで億万長者になった実例を見つける(マイノリティーの発見)

2.マジョリティー(大衆)が気軽にトライできる商材に作り替える

3.MLM(ネットワークビジネス)かASP(アフィリエイト)で集客する

4.セミナーを実施

5.期限を決めて撤退(損切というよりは得切り)

恐らく、「4」をやらないと3桁億円はいかないはずです。

問題は、「2」です。

システムの要件定義ができる人ならどんなEAでも作れますが、マネタイズが確立できなければ全てポンジ・スキームで詐欺になってしまいます。

このビジネスのキモは、EVで実際にリターンを利確できた実績を見せる(実演)こと。(ジュビリーエースもセミナー限定で披露していた模様)

以上のことから、同じようなビジネスを作るための条件は、

1.億万長者(又はハイリターン)になった事例を見つけ(又は作る)

2.再現性を担保し(一定条件が整った場合は実演で再現できる)

3.ASP(アフィリエイト)で集客する

※3桁狙うなら、セミナー講師と提携等々

とにかく独自係数を組み込んだEAで運用実績作りにフォーカスすれば、そこそこのビジネスになるはずです。

あなたなら、どのようなEAを作ってみたいですか?FXの自動売買ツールは有名ですが…もっと色々な自動売買ツールがあっていいと思いませんか?これはチャンスかもしれませんよ!

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