インフレ時代の投資
今後続くインフレ時代のふさわしい投資先について考察してみた
資源戦争
今、日本から遠く離れたアフリカでどのようなことが起きているのかご存じですか?
同じく日本から遠く離れたウクライナとロシアの戦争によって日本の物価に影響を与えました。
理由は、日本が「輸入大国」だからです。アフリカで起きていることも同じように”対岸の火事”ではありません。
アフリカでは、気温が上がりすぎてしまったことで干ばつや砂漠化が進行しました。そのことで、農業や畜産に適した土地が減ってしまいました。
そのことで残存する資源をめぐって内戦が起きています。
(実は、気温が1度上がると内戦が4.5%増加して、2030年にはアフリカで54%増加すると言われています。)
アフリカは、豊富な資源が眠る地域であり、
石油、天然ガス、鉱物、農産物などです。
これらの資源の在り方は、世界のエネルギー市場に大きな影響を与えます。
例えば日本では、前述のロシアによるウクライナ侵攻に影響により電気代が大幅に値上がりしています。
理由は、日本はロシアから約9%ほどエネルギー資源を輸入しているからです。これに制限がかけられ他の国から調達するしかなく結果的にエネルギーコストが上昇してしまうことになりました。
ガソリン価格はどうでしょうか?
西側諸国主導のカーボンニュートラルによって原油生産国の原油販売計画に修正が必要になった結果、原油が高くなっている事実は多くの人は知りません。
本来、原油の資源国は、需要と供給のバランスがとれた価格で原油を恒久的に非資源国に販売することで外貨を稼いでいますが、非資源国の西側諸国のカーボンニュートラル計画による電気自動車によって原油の不要論が現実的になったため、カーボンニュートラル実現の2050年までに原油をより効率的に高価格で販売するために原油価格を引き上げています。
その結果、現在の高いガソリン価格が続いています。
つまり、総じて物価上昇になるということです。まさにインフレ時代の突入です。
インフレに強い投資先
今後は、ますますインフレが加速していく時代です。日本だけではありません。世界的の主要先進国(資本主義国)は間違いなくインフレに向かっています。
そんな時にどのように資産を守り、増やしていけばいいのでしょうか?
インフレ対策としての資産運用のおすすめは、次の通りです。
1.株式
⇒インフレになると、商品の値段が上がるため、企業は収益を上げやすくなり、株価が上がる可能性があります。
2.金(Gold)
⇒昔から「有事の金」といわれており、市場が不安定になると金に注目が集まり価格が上がる可能性があります。今なら銀もおすすめです。
3.不動産
⇒インフレ連動資産です。不動産の価格や家賃も上昇する可能性があります。
4.暗号資産
⇒コロナの影響でビットコインが買われました。市場が不安定になるとオルタナティブに注目が集まり、今ならイーサリアムがおすすめです。
5.オルタナティブ
⇒意外と知られていないマイナーな投資先が探せばたくさん見つかるはずです。詐欺投資に注意しながらまだ誰も目につけていない大化けする可能性があるオルタナティブ投資を見つけるのがおすすめです。
まとめ
あなたは、どのように投資先を見つけ、粛々と投資をして、大化けするのを待ちますか?
是非、インフレ時代に強い投資先を自分なりに見つけてみてください。