円安の終焉
為替差益はいつ確定すれば儲かるのかについて考察してみた
米大統領選挙まで3ヶ月余りとなり、”もしトラ”から”ほぼトラ”への期待が一部の投資家の間で高まっています。
一時160円を超えたドル円も150円ちょっとに落ち着いた昨今、そろそろ含み益の確定のタイミングを探っている投資家も多いはず。
本日は、シンプルにいつまでに利確すればいいのか?について考察していきます。
アメリカの利下げ動向
ドル円や株式市場に大きな影響を与えるのがアメリカの利下げ動向です。
現在、アメリカの政策金利は、5.50%
適切な水準は、名目経済成長率です。
大体、4~5%です。
つまり経済論理的には、アメリカの政策金利はいずれ100%の確率で5.50から下がることが確定しており、FRBもこれを認めています。
いつ下がるかは誰にもわかりませんが、アメリカのインフレ率が落ち着けば下がることは容易に想像できます。
現在、アメリカのインフレ率は、3%
ちなみに日本のインフレ率は、現在2.5%
要は、アメリカのインフレ率を日本と同等の2.5%に向けて下げていく過程で現在の円安が修正されていきます。これが経済理論的な解釈です。
時を読む力
この経済理論的な解釈に政治的な要素が入ってドル円や株式市場の動きを複雑にしています。
しかし、トランプ氏は、公にシンプルな政策方針を明言しています。それは…
自国ファースト
つまり、ドル高の是正です。
この是正には、利下げが必要です。
要は、経済理論的な解釈と政治的な方針が一致しているのがトランプ氏の政策方針です。
この流れを投資家の皆さんはしっかりと読めていますか?
為替差益の確定のタイミング
もし、トランプ氏が米大統領になれば…
必ず利下げ政策が実施され、
円安が円高に向かいます。
アメリカにとってはドル高が是正されドル安に向かうということです。
つまり、為替差益が縮小することになります。
もし、あなたがトランプ氏が大統領選挙に勝利すると思うなら…
為替差益の確定のタイミングは、遅くても米大統領選挙日までとなります。
あなたは、どのような方法で資産を防衛していきますか?