ECサイトで儲ける手順
中小零細企業が生き延びるために今からできる新規ビジネス構築法について解説してみた
「10年ひと仕事」
という言葉の通り、会社を立ち上げて10年前後経った経営者にとって創業10年の節目は今後の人生の大きな分岐点になるはずです。
もし、廃業を選ばずに第二の事業を立ち上げるエネルギーが残っているのなら…
本日は、そのようなパワフルな経営者に向けた新事業開発の基本の「き」を解説してみたいと思います。
スタートアップの成功確率
大手企業の新規事業の成功確率をご存じですか?
大体、10~20%と言われています。
つまり、10回挑戦したら8回以上は失敗に終わるということです。
このブログを見てくださっている方の多くは中小零細企業にお勤めかスモールビジネスで生計を立ててらっしゃる方が多いと思いますので、その方々のレイヤーでは新規事業の成功確率は残念ながらもっと低いはずです。
なぜなら、自社のアセット(資産)やリソース(資源)が大手企業に比べて圧倒的に少ないからです。武器が多いにこしたことはありません。
ちなみに、このアセットやリソースの例を挙げておくと…
大手企業では新規の事業を作る時には、プロジェクト化をしてその中心に半沢直樹みたいな事業プランナーを外部から招へいして5ヶ年計画を策定して目標売上に向けてプロジェクトをスタートさせたりします。
この時点で中小零細企業とは異なる点が2つあり、それは、
1.新規事業開発のプロがいるか否か
2.5ヶ年計画を策定できるか否か
です。
この2点を揃えられる大手企業であっても新規事業の成功確率は、たった10~20%です。
これを聞いてあなたはどのようなアプローチで新しい事業を生み出し、売上を上げていきたいですか?
スタートアップの足掛かり
これだけ聞くと、中小零細企業には新しいビジネスを生むことはできないと思われがちですが決してそんなことはありません。
中小零細企業でも新しいビジネスを生むための条件は、
1.正しい市場選定を理解する
2.正しい商品開発を理解する
この2つを理解することで中小零細企業でも十分に新しいビジネスを作ることができます。
まず、「1」の市場選定ですが、
調べればいくつかの成長市場を見つけることはカンタンです。
しかし、多くの人にとって成長市場だからといって例えば半導体市場に新規参入することはできません。
つまり、「自分ができる or がんばればできそう」な市場で尚且つ今後、必ずトレンドが来て右肩上がりに成長する市場を選ぶ必要があります。
実は、誰にでも参入できる当該市場があります。それは…
・介護福祉業界
・IT業界
です。
日本の高齢化率は、現在30%
10人に3人が65歳以上という意味です。
これが2040年には、40%になります。
そんな介護福祉業界の市場規模は、15兆円です。
同じような市場規模の業界がIT業界(16兆円)です。
日本のEC化率は、現在8%(小売り)
B2Bは、30%になります。
このデータを組み合わせると…
「介護福祉の商品×通販」
となります。
Google検索で調べてみると、次の一社しか該当する広告が見つかりませんでした。
実際にこのサイトの分析を次のツールで行い(競合分析)、どのような商品に関心が集まっているのかを調べて商品開発に繋げていきます。
次に、「2」の商品開発ですが、
商品を開発する時に欠かせない視点があります、それは…
・コンセプト
・利便性
です。
消費者は、商品そのものではなくコンセプトに訴求されある種の衝動買いを起こす生き物です。
そして、そのコンセプトの内包されていなければいけないのが「便利さ」です。
便利さは、不可逆的な感性であり、一度、便利さを覚えてしまったら後戻りできない代物です。
まとめ
介護福祉用品にとらわれずに一度、朝、起きてから夜寝る前までにあなたが感じる不便なことを書き出してみてください。
これらの中からネットではまだ流通していないものが見つかれば、それ専門のECサイトを立ち上げてみてください。
今はリアルでしか購入されていないものが将来的にはネットで購入される時代が必ず来ます。それを今からあなたがやればいいだけです。
新規事業に取り組む際は、是非、新しい市場を創る意気込みで本気で取り組んでみてください。
EC特化で行うため、何千万も資金が必要は訳ではありません。是非、
今までネットで買う習慣がなかったものをECで売ってみる!
に挑戦することで新事業を進めてみてください。