オリジナル商品&サービスの開発法
情報の非対称性からどのように商品開発を進めていくのかについてヒントを綴ってみた
商売は、一種の「歪み」で成り立っています。
歪みとは、情報の非対称性のことです。
情報の非対称性とは、取引の当事者全員が同じ情報を持てずに一部の者に情報が偏在する情報格差のことです。
いくつか例を挙げると…
・仕入れ販売
・株式投資
・不動産投資
・インサイダー取引
などです。
この中でも特に知識の格差が大きいのが不動産や株式です。
不動産の場合、売り主は様々な理由で広く情報を公開せずに売却したいニーズが一定数存在します。一つだけ実例を上げると、法人企業が財務圧迫により手元資金を増やす目的で情報公開をせずに早期に現金化したい場合などです。
あるいは株式の場合、ミスプライシングといって実際よりも高く売られているものが一定数存在します。但し、これに関してはAIの進化により適宜、是正されあらゆる手法で儲けづらくなってきているのが株式投資の現状といえます。
このように「歪み」を見つけて活用することができれば短期間で大きく儲けることができます。
では、どのように歪みを見つければいいでしょうか?それは…
とことん掘ることです。
例えば、漢方薬を例にとって解説してみます。
漢方薬に対する認知は、あまり良心的なものではなく、苦いわりに効き目がよくわからないと答える人が多いはずです。
それもそのはずで、多くの人はエキス剤を漢方薬だと思い込んでいますが、本当の漢方薬は煎じ薬です。
しかし、煎じるのは極めて面倒であり、市販されているクラシエの漢方や病院やクリニックで処方されるツムラの漢方などいわゆるエキス剤が一般的に認知されている漢方薬だと思います。
このエキス剤の漢方ですが、煎じ薬の1/3以下しか有効成分が配合されていません。つまり、ほとんど効かないのです。この事実を知っている人はほとんどいません。
ここまで掘れると…あとはどうすればいいのか?を考えるだけです。
このような一連の思考機序こそが商品開発の核心です。
あなたが興味、関心のある分野で是非、真実を掘り下げてみてください。
あなたはどのような方法で情報の非対称性を生み出し、オリジナルの商品・サービスを開発したいですか?