お金持ちになる人の特徴(1)

お金持ちになる人の特徴(1)

お金持ちと小金持ちの違いはどこにあるのか?その根本理由を考察してみた。

ある社長の話

以前、僕が数年勤めた会社の社長さんのお話です。

その会社は、従業員数10名以下の中小企業で主にITを活用したB2Cビジネスを今まさに展開しようとしていた会社です。
入社から数年経ち、立て続けに3個のITビジネスのマネタイズ(収益化)を達成し終えた頃、その社長がいつも口癖のように言っていたことは、”俺はスタートアップはうまいけどスケールさせるのは下手”
確かに月間売上1,500万円の事業を作るのは上手(今で言うD2Cサイトを含む)でした。
しかも、社長一人が高給取りで従業員は安月給の中小企業の多くは、1事業ドメイン(又は1サイト単体)で1,500万円の中核事業を細々と営んでいるのが実態だったりすので、そうした事業ドメインを3個も作ることができていた社長はスタートアップが上手なことは言うまでありません。

僕は、この社長の言動を観察することにしてから数ヶ月がたった頃、以下のようなことを感じるようになりました。
「運」は実力であり、「実力」は運でもあります。運を良くするコツを参考に僕が何を感じたのかお話します。

運を良くする5つのコツ

1.ピンチやうまくいかないことにいちいち動じずに前向きに人事を尽くす
2.自分のコンプレックスと向き合い、それを克服しようと努める
3.失敗が少しも頭をよぎらないほどの「沈思黙考」(黙ってじっくりと深く物事を考える)
4.”自分は必ずこうなる”という「揺るぎない意志」を持つ
5.自分の幸せを人に分け与える「分福」を心掛ける

ダメな社長の特徴

この社長は、「3」を徹底的に行っていました。なぜあの会社の事業は儲かっているのか?を要素分解しては熟慮を重ねてスタートアップに余念がありませんでした。
しかし、一方で「5」は絶望するぐらい欠落していたように思えます。
この会社を退社した後、幾つかの会社を渡る歩き、また多くの社長さんと出会う機会に恵まれましたが、「5」の分福の精神は、僕が得意とする「占い=運命学」の視点から『お金持ち=人が集まるところ(者)にお金が集う』法則に準じています。

例えば、この社長の場合、僕から見ると『自分だけが良ければいい』人だと感じましたが、一度そう感じると優秀な従業員は普段の業務で出し惜しみが生まれてしまいます。
現に、この会社の3つ目の新事業において、絶対にやるべき運用方法と絶対にやってはいけない運用方法をNo.2のマーケティング専門の役員が進言しましたが、自分の(社長)意見が正しいと豪語して有難い進言に対して全く聴く耳を持ちませんでした。
結果、3年後、他社は同一市場で年商12億、こちらは1億8000万円どまり。その後、この事業は僕がいる間に利益を生むことはなく不良在庫がかさむ一方の状態に。

イケてる社長の特徴

僕が考えるこの社長が手掛ける事業がスケールしない理由の一つは、
まさに「分福」の精神の欠如によって社内外に味方を作れなかったことだと考えています。
僕は分福とは、「誠実さ」だと思っています。従業員に対する誠実さとは例えばこんなこと。

・高い給料を与える
・耳を傾ける
・気遣う
・返信が早い
・常にポジティブ
・後進を育てる気概がある(経験やスキルを出し惜しみせずに伝承)

このような「分福」の精神がある社長には、必ず人財に恵まれます。人財とは、自らが考え目標到達まで突き進む強いエネルギーをもった人のことです。
但し、人というのはそれぞれ欲があり、欲次第では自分がお金持ちにはなれるか否かを素直に認め、知っておくこと(諦めること)も大切だと僕は考えています。

お金持ちになれる大社長の特徴

人の欲の種類を挙げると108個。最大単位でカテゴライズすると以下の5つになります。
あなたは、素直にどんな欲があるのか確かめてみてください。

1.【金欲】=お金がないと絶対にダメ!
⇒肝臓、腎臓を崩しやすい人は、金欲が強い傾向

2.【権力欲】=自分のまわりに人がいないと絶対にダメ!
⇒足腰、膝の調子が悪い人は、権力欲が強い傾向

3.【創作欲】=(新しい)モノ作りをしていないとダメ!
⇒目の疲れ、耳の異常、肩こりがある人は、創作欲が強い傾向

4.【自我欲】=自分さえ良ければいい!
⇒胃腸を崩しやすい人は、自我欲が強い傾向

5.【食欲性欲】
⇒何食べたい?と聞かれて”何でもいいよ”と答えない人は、食欲性欲が強い傾向
⇒鼻、喉、口の中に異常がでやすい人は、食欲性欲が強い傾向

お金持ちの定義は、

お金持ち=人が集まるところ(者)にお金が集う

です。

もし、あなたの欲の中で、「1」と「2」があった場合は、きっとあなたは将来、大社長になってお金持ちになるでしょう。
前述の社長さんは「1」は強いけど、「2」が欠乏。そして、「4」が強すぎる傾向にあったと思います。
このような社長さんは、なかなか事業がスケールしません。なぜなら他人の知恵、すなわち『他力』を上手に活用できないからです。
むしろこの社長さんは、No.1ポジションではなく、No.2ポジションで力を発揮するタイプといえるかもしれません。
僕もどちらかというとNo.2ポジションです。最近、このような本質的なことに気づけた理由は、今までの学習が前提(土台)ですが、
運を良くする5つのコツのひとつである「沈思黙考」(黙ってじっくりと深く物事を考える)時間が作れたおかげです。
じっくりと考える時間を作るには、ゆったりする時間を計画的に作らなければいけません。ゆったりする時間を作ることができると、「忘れていた大切なこと」を思い出せたりします。それを深堀りしていくと見えてくるんです!ワクワクすることが。
それは、総じて人を介さないとできないことだったりします。だから人と関わりたくなってきます。

あなたは誰と何を共有してワクワクしたいですか?お金持ちになるヒントはココにありそうです。

次回は、現金2桁億円(10億円~)の資産を作る唯一の方法と題して本当のお金持ちになる過程に触れたいと思います。

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