売れる商品開発の秘訣
物販ビジネスを加速させる考え方について考察してみた
アフィリエイトやせどりで儲けた人やこれから自社のオリジナル商品を作って販売したい人の多くは、まずOEM商品の開発から着手することが多いはずです。
しかし、このステップを踏むとなかなか商品が売れずに不良在庫化するケースが多くみられる傾向があります。
本日は、「売れるオリジナル商品」をどのように作るのか?について解説していきます。
ニーズとウォンツ
商品を作る時に思うことは、
1.どんな商品が売れるのか?
2.できれば興味があるカテゴリで商品を開発したい!
と考えることが多いはずです。
1.のポイントは、一般的に「ニーズの有無」をリサーチし、
2.のポイントは、単純に「好き嫌い」で判断する人が多いでしょう。
実は、このポイントに大きな落とし穴が潜んでいます。
よく商品開発やマーケティングの常識として”お客様のニーズを理解する”というフレーズが溢れていますが、
ニーズとは、一体何なんでしょうか?
正しいニーズの解釈は、お客さんにとって「必要なもの」です。
但し、ニーズだけを拾い上げてもあなたの商品が売れることはありません。
なぜなら、お客さんがあなたの商品を買うのは、必要であり欲しい!と思うからです。
「欲しい」と思えるものは、お客さんとってのウォンツになります。
つまり、お客さんの「ニーズ」と「ウォンツ」の両方を満たす商品を開発しなければ売れないということです。
この点がほとんどの人には理解されていません。
この理解が進むと売れる商品に近づきます。
そして、永遠のテーマである商品の好き嫌いについてです。
この問題については、ひとつだけ大きな指針があります。
自分が開発した商品を自分自身で使いたい!と思えるかどうかです。
見落とされがちな大事な指標
シリコンバレーのスタートアップの学校として有名はYコンビネーターの創設者であるポール・グレアムは、
何をコンセプトにした商品・サービスを作ればいいか?の問いに対してこう答えています。
アイディアを生みだすための3ヶ条は、
1.創業者が使いたいと思えるか
2.創業者以外が作り上げることが難しいものであるか
3.巨大に成長する可能性を秘めていることに他人が気づいていないこと
つまり、「ニーズ」と「ウォンツ」を満たす商品案に加えて、自分が使い続けたいと思える商品であることが売れる商品の条件ともいえます。
マーケティングの世界では、ターゲットとかペルソナとか使い古された言葉が多用されていますが、
結局、あなたが、
この商品は必要で欲しいと思えるものであり、自分も使い続けたいと思えるものであれば、それこそがあなたの商品のターゲットでありペルソナでもあります。
シンプルな方法だが難易度は高い
では、どのようにして次の3つの条件を満たす商品を開発すればいいでしょうか?
・ニーズがある商品
・ウォンツがある商品
・自分でも使い続けたいと思える商品
コツは、
・自分がこの半年間でリピート買いしているものをピックアップ
・その商品のどこが改善されたら更により良いものになるかを考える
・もしその改善ができたらその自社商品を使い続けたいかを想像する
です。
例えば、トイレットペーパーを例と挙げてみると…
正直、安ければ何でもいいですよね?
購入する際のチェックポイントは、「シングル」か「ダブル」くらいなものです。
このトイレットペーパーという超激戦マーケットに参入するための正しい商品開発思考は、
・あなたが、「トリプル」の厚さのトイレットペーパーの必要性を感じ
・あなた以外の誰かがトリプルの厚さのトイレットペーパに対する「ニーズ」と「ウォンツ」を感じるか?
が商品開発の着手のポイントになります。
但し、グレアムが示す
・創業者以外が作り上げることが難しいものであるか
については、No.であるため、仮にトリプルのトイレットペーパーが市場に受け入れられたとしても競合他社に真似され新規市場は早い段階でレッドオーシャン
に早変わりしてしまいます。
このような思考の流れで商品開発を進めていくと高確率で売れる商品ができあがります。
まとめ
売れる商品を開発するのは…
1.ニーズがあるか?
2.ウォンツがあるか?
3.仮に開発できたら自分で使いたいか?
4.あなたにしか開発できないものか?
5.その商品を求める市場は今後大きくなる可能性はあるか?
に沿って商品を開発することが重要です。
あなたならどのような商品を開発して儲けたいですか?