チャンスは常にやってきている
誰に対して役に立つのか?を忘れてはいけないことについて解説してみた
本日は、年末の大掃除も兼ねて頭の棚卸をしていただくためのヒントのなる内容をお届けします。
誰が得をするのか?を明確にする大切さ
私のとある友人の話です。
彼は、小さい頃から野球に打ち込み高校生まで熱心に野球を続けました。
その後、とあるプロ野球の球団に纏わる非営利活動法人に属すことになりました。
彼のもとには父親になった地元の友人から我が子を下部組織に入れてほしいとたくさん声がかかることもしばしば。
しかし、彼は規則があるからとその声に一切、耳を傾けません。
この話を聞いて、あなたはどう思いますか?
清濁併せ吞むこともできないのか!という声もあれば、規則を変えて(改革して)非営利活動法人に在籍していれば数名を優遇できる枠をもてるようにすればいい!
などなど。
おそらくこの2つとも正解です。
この事象をビジネスに例えると…
自分は(自社は、あるいは自社の商品やサービスは)、何を求められているのか?
を正しく掌握できていれば、彼(本人)がすべきことは明確です。
ただ、彼は、自分の正義を貫いているだけで誰も得しない活動を続けていることになります。
“誰も得をしない”ということは、活動でもなんでもありません。
以前、小泉進次郎氏が環境大臣だった頃、レジ袋の有料化に踏み切りました。
このことで同士の出世が遠のいたと言われています。
なぜだからわかりますか?
レジ袋を有料にして得する人は誰もいないからです。むしろ、圧倒的に損をする人ばかりです。
我々のボスは顧客である
ビジネスというのは、お金を払ってくれる人が自分に何を期待しているか?
に対して応答する一連の活動です。
つまり、人様の役に立とう!
という意思が根本的にないと成り立ちません。
非営利団体では、「売上」という概念こそありませんが、実益性(人の役に立つ)をどう高められるのか?
をPDCAを回しながら社会貢献をしている団体も存在します。
そもそも、現在の経営学の源流と呼ばれているものは、非営利団体向けに書かれた『ドラッカー5つの質問』であり、ここには”我々のボスは顧客である”記されています。
(非営利団体であればボスは利用者)
この機会に自社のお客さんは誰なのか?そして、どのように役に立てるのか?について深く考える時間を設けてみてください。
まとめ
年々、年を重ねると固定観点が増していき、頭も固くなっていきます。
真に優秀な経営者の中には
・自分が頭が固くなってきていることを常に自覚し、戒めている
・自分が代表を退く時期を既に決めている
このようなマイ・ルールで日々を過ごしている経営者も存在します。
友人の場合、
・高校生の時に自分を信じられなくなる出来事が続いた
・家業を継いだが立派な兄がいて父親から信頼されるまでに時間がかかった
・その結果、自己承認欲求(自分自身のことを認めたいという感情)を満たすために自己顕示欲(周囲から注目を集めたい、自分をアピールしたいという感情)が高まり活動的になるも多勢からじゃけにされる
・その結果、自分の思い通りにならないことは全て人のせいで、人を見下す
・最終的に、自己中心的になって、多勢から厄介者扱いをされてしまう
このように青年期にその後の人格まで変えてしまうような出来事があったことと年を重ね頑固おやじになって老害化が進んでしまっています。
あなたの周りにも必ずこのような人がいるはずです。
大切なのは、『人の振り見て我が振り直せ』です。
もし、身近な人からの進言やアドバイスがあるのなら…
素直に聞き入れ、その人に感謝し、末永く関係性を築いていってください。
その上で人様に役立つ些細なコトをカタチにするために頭の棚卸をしてみてください。
私の場合…
・防振シール
・薄毛治療
のアイディアが整理できました。
ちなみに…
このブログでもよく記事にすることなんですが、一代で財を成すには、モノを扱うことです。
B2BでもB2Cでも構いません。仕入れルートが限られている仕入れ商品や自社開発商品をどうか確保してみてください。
この記事(小さな芽)でも触れていますが、些細な商品であっても思わぬ”市場の歪み”によって化けるビジネスが世の中に溢れています。
年末年始の穏やかな時間の合間に少しだけ些細なことに目を向ける時間を作ってみてください。